1つめのピルボックス
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「ラニカイ・ピルボックス・トレイル」にチャレンジ!

オアフ島の東海岸に位置するカイルアにあるラニカイビーチは、全米ナンバーワンビーチに選ばれたこともある、息を呑むほどそれはそれは美しいビーチです。

そんなラニカイビーチの近くにあり、近年人気となっているのがラニカイ・ピルボックス・トレイル(Pillbox Hike)と呼ばれているアクティビティで、初心者でも楽しめる軽めの登山となっています。

正式名称はカイヴァリッジトレイル(Kaiwa Ridge Trail)と言います。

 

ハワイでトレイルというとダイヤモンドヘッド・トレイルが有名ですが、ピルボックストレイルは、観光客だけでなく、ローカルにも人気で、しかも無料で楽しめるんです!

その人気の一番の理由は、やっぱり頂上から拝める絶景です!!

今回は、ピルボックス・トレイルの場所や様子、そして実際に登って感じた注意点などをお伝えします。



 

さあ、いよいよトレイル開始です!

カイルアからラニカイピルボックストレイルまでの行き方はのちほど詳しくご案内しますが、ラニカイピルボックストレイルの入り口は、ラニカイビーチ側から少し山側に上った場所にあります。

右手にゴルフ場(ミッドパシフィックCC)が見えてきたらもうすぐです。

ハワイ ピルボックストレイル入り口までの道

登山道の入り口は、とても小さくて地味

ピルボックス・トレイルの登山道への入り口はこんなに小さくてちょっと適当な感じです。笑

ハワイ ピルボックスの入り口

 

入場無料なので、ゲートがあるわけでもなく、勝手に入って登るだけです。

でも、「勝手に登る」を言い換えれば「自己責任」となるので、それを忘れずに楽しみたいですね。

初めからけっこう急で、ちょっとビックリ!

さて、ピルボックス・トレイルの登山道は、登り始めて間もなく、このようにわりと急な傾斜になります。

ハワイ ピルボックストレイル最初の方

 

しかも土がサラサラしているので、ズルッと滑ります。

聞いた話によると、雨が降ったあとはもっとよく滑るそうですので、地面が濡れている場合はさらに注意が必要になりそうです。

先へ進むと、ちょっと視界が開ける

滑りやすい土の道が終わると、今度は土に混ざって石がゴロゴロした登山道になり、このようにちょっと視界が開けてきます。

ハワイ ピルボックストレイルの途中

大きな石が増えてきてつまずきやすいので、景色に気を取られすぎないように、足元を見ながら進みます。

ここまでがんばったご褒美が登場

もう少し進むと、さらに視界が開けてきます。

そして、ここまで頑張って登ってきたご褒美に、美しいカイルアビーチとラニカイビーチが見えてきます。

ハワイ ピルボックストレイル 中腹からの眺め

ここでも十分綺麗だなぁ~と思いながらも、もっと美しい景色を求めてさらに登り続けます。

なんだか本気の登山っぽくなってきた!

さらに進むと、ゴツゴツとした大きめの岩が増えてきて、ますます歩きにくくなってきます。

そのころ、1つめのピルボックスが見えてきます。

ハワイ 1コ目のピルボックス

 

実は、このトレイルには、ピルボックスが2つあります。

上の写真は手前(低い位置)にある1つめのものです。

 

そもそもピルボックスって何?という話ですが、もともとは戦時中に使われていた軍事用の鉄筋コンクリート製の防御陣地「トーチカ(ロシア語)」なんです。

その形がピルボックス(薬箱)に似ていることから、そう呼ばれているそうです。

さらに登り続けると・・・

さらに登って行くと、さきほど上に見えていた1つめのピルボックスが、もうこんなに下に!

ハワイ 1つめのピルボックスを見下ろす

 

この1つめのピルボックスまでは、景色を楽しみながらのんびり登っておよそ20分くらいです。

ラニカイの高級住宅街が下に小さく見えますが、下から見上げていたときに考えていたより、案外時間がかからなかったなぁ、という感想です。

頂上が見えてきました!

いよいよ、2つめのピルボックスが見えてきました。ここが頂上です。

絶景まで、あと一歩!

ハワイ 頂上にある2コ目のピルボックス

そして、頂上へ!

登り始めて約30分、ようやく頂上にある2つ目のピルボックスに到着!

そして、そのピルボックスの上から見える絶景がコチラです!!

ピルボックストレイル頂上からのラニカイビーチ(モクルアアイランド)

 

眼下には、まるでジオラマのようなサイズで、ラニカイの住宅街が小さく&可愛らしく見えます。

そして、その先には私たちの大好きなラニカイビーチのシンボル、モクルアアイランドが・・・!

空のブルー、海の沖のブルー、そして浅瀬のエメラルドグリーンのグラデーションが、本当にきれい!

 

これは、頂上まで頑張って登った人だけが見られる絶景です。

ヒデキもこの絶景を、感慨深げにジーッと見つめていました。

ピルボックス頂上からモクルアアイランドを望む

 

もっと見たい方はこちらでじっくりどうぞ♪

ラニカイトレイルを登り終えて・・・

初心者向きではあるものの・・・。

ラニカイトレイルは、ほとんど登山経験のないパラ子が、写真を撮りながらゆっくり歩いても30分あれば頂上までたどり着けました。

そういった意味では、初心者向きトレイルと言えるのですが、実はダイヤモンドヘッド・トレイルほど登山道がきちんと整備されているわけではありません。

 

中腹あたりからは岩がゴツゴツしていて足場がとても悪くなり、また、途中でビックリするくらい傾斜が急なところが現れて、

「え?ホントにこんなところ登るの?」

と思いながら、手を地面について進んだ場所もありました。

 

そんな登山道ですから、ビーチサンダルでのトレイルは絶対に止めた方がいいです。

私はウォーキングシューズを履いていたのですが、それでもズルッと何度か滑りました。

また、お子さんも小学校高学年くらいになれば、大人が手を引いてあげればなんとかなるかも知れませんが、あまり小さい子の場合はちょっと難しい、というか危険なのでおすすめはしません。

実はピルボックスの上に登るのがたいへん!!

誰もがピルボックスの上から、その絶景をカメラに収めているので、頂上に行きさえすれば容易にピルボックスの上に登れるもの、と思っていたのですが、、、

実はこれがけっこう大変だったのです!

内側から上れるハシゴのような階段があることはあるのですが、それさえちょっと怖いんです。

 

私もヒデキに手伝ってもらわなければ、一人ではきっと登れませんでした。

なかなか文章では説明しづらいのですが、ピルボックスの上に登るのはちょっと大変、ということは覚えておいていただくといいと思います。

そしてくれぐれも気をつけて登ってくださいね。

ラニカイ・トレイルにおすすめの服装と持ち物

ここで、あらためて私がおすすめする、ラニカイトレイルに必要な持ち物と服装をお伝えします。

服装

  • スニーカー(登山用がベター)
  • 靴下
  • 帽子(風に飛ばされないようなもの)
  • パンツ(スカートは×)
  • Tシャツ(動きやすいもの)
  • サングラス

 

※備考:
私たちが登ったときは風が強かったのですが、頂上でも寒くは感じませんでした。
心配な方は一枚長袖のシャツやラッシュガード などお持ちになるといいと思います。

薄手でしっかりUVカット 涼感素材 ラッシュガード レディース パーカー

参考  ラッシュガードをもっと見る

また日差しが強いので、必ず日焼け止めクリームを塗ってから登ってくださいね。

ハワイで使う日焼け止めについてはこちの記事も参考にしてみてください。

参考  ハワイで2021年から一部の日焼け止めが販売禁止に

持ち物

  • 飲み物(必須!!)
  • カメラ(スマホのカメラでもOK)
  • タオル
  • バックパック

 

カメラはGoPro(ゴープロ)やOsmo Pocket(オズモポケット)などのアクションカメラ(ウェアラブルカメラ)があると本格的な動画が撮影できます!

アクションカム

ただしそれなりに高額ですので、レンタルするのもアリだと思います。

旅アイテムのレンタルを行っているレントリー(Rentry)なら、往復の送料が無料なだけでなく、下記クーポンの利用でどの品物も500円OFFで借りられます!

【レントリー 500円OFFクーポン】

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近くには「お店」がありません

ラニカイビーチやピルボックス・トレイル近辺には自販機やコンビニなどはありませんので、ミネラルウォーターなどは事前に確保してきてください。

ちなみに、カイルアビーチパークから一番近いお店は、ピルボックストレイルの入り口から2kmほど離れたカラパワイマーケット(地図)»です。

カラパワイマーケット

 

ノスタルジックな外観のこのお店は、店内もオールドハワイにタイムスリップしてしまったようないい雰囲気の「コンビニ」です。

手作りのサンドイッチなどが美味しいので、ピルボックスの上で絶景ランチ!なんて野望もアリかもしれませんね!

参考  カイルアの「カラパワイマーケット」と「カラパワイカフェ&デリ」がおすすめ!

折り畳みできるバックパックが便利でした

ラニカイトレイルでは、急な傾斜のところでは下に手をついて登るようなこともあります。

そこで、両手が使えるようになるバックパック(リュックサック)に荷物を入れて持っていくのがベストです。

折り畳みできるタイプの方が荷物にならなくて便利ですよ!

こちらなどはしっかりした作りですが、折りたたむと16cm×18cmになります!

 

 

30分で登れると言っても、ラニカイトレイルも、一応登山です。

十分注意をしながら気をつけて絶景を楽しんできてくださいね!

ピルボックス・トレイルの場所は?

ピルボックストレイルは、美しいラニカイビーチにほど近い住宅街の中にあり、カイルアタウンの中心部からは3.5kmほど離れた場所にあります。

ワイキキ方面からカイルアまでの行き方はこちらの記事を参考にしていただくとして、カイルアまでやってきた交通手段別に、ピルボックスの入り口までの行き方をご案内します。

シャトルバスツアーで来た場合

シャトルバスツアーでカイルアタウンまでやってきたら、

「よーし、ピルボックスの入り口まで3.5km歩くぞ!」

という方法もあるかと思いますが、多くの方はレンタサイクルを利用しています。

カイルアツアーの中から、レンタサイクル付きのプランを探してみても良さそうです。

参考 カイルア観光のツアーを探す

ザ・バスの場合

日本人観光客にはあまり利用されてないようですがザ・バスも運行されています。

行き方としては、まずはカイルアタウンの近くのバス停「Kailua Rd + Opp Oneawa St」までやってきたら、そこから今度は671番バスに乗り換えます。

そしてAalapapa Dr + Kaelepulu Drバス停で下車し徒歩4分でピルボックスハイクの入り口です。

 

参考  ハワイのザバス(TheBus)の乗り方まとめ

レンタカーで来た場合の駐車場は?

ワイキキからレンタカーで来る方もいらっしゃると思いますが、実はラニカイビーチ近辺には、有料&無料とも公共の駐車場がないんです。

そのため、以前はビーチやトレイルに行くときに一方通行の道路沿い(アアラパパ・ドライブとモクルアドライブ)に駐車をする人も少なくなかったのですが、今はこれはもうNGです。

というのも道路沿いのバイクレーン(自転車専用レーン)の上に駐車をしてはいけないという条例ができ、違反をすると$200の罰金が課せられるようになったためです。

またその他の駐車違反の場合は$35の罰金ということです。

 

これを避けるためか、住宅街の中の道沿いに路上駐車をしている人をけっこう見かけましたが、これもやめておいたほうが無難だと思われます。

レンタカーでラニカイビーチやトレイルに行く場合は、カイルアビーチパークの駐車場(無料)に停めて、そこから歩くのがおすすめです。



カイルアビーチパークの駐車場からピルボックス・トレイルの入り口まで

カイルアビーチパークの駐車場から、ピルボックストレイルまでは、およそ1kmですが、上り坂も多いので、歩くと15分ほどかかります。

暑い中これだけの距離を歩くのは少し大変かもしれませんが、

「トレイルの準備運動にちょうどいいかも♪」

くらいポジティブに考えれば、普通に歩けちゃいそうですね!

くれぐれも、ケガにご注意を

繰り返しになりますが、ラニカイトレイルは決して登山道が整備されてるわけではなく、ほぼ自然のままの道です。

実は最初の急な上り坂では、上から戻ってきた女性が滑って転倒してしまい、そのままズズズ・・・と数メートル転げ落ちるところを目撃しました。

幸いこの方にはケガはなかったようですが、過去にはこちらの動画のようにラニカイピルボックスでの事故や急病でドクターヘリが出動する事態が何度も発生しています。

 

もちろん各自が気を付けることが一番大切です。

でも万が一ケガや急病が発生してしまった場合、ハワイではとんでもなく莫大な医療費がかかるのはご存じでしょうか。

仮に病気やケガで病院のICUに収容された場合、一日あたり50万円以上かかる例も少なくないそうです。

 

そういった万が一の事態に備えて海外旅行保険に加入したり、海外旅行保険が付いているエポスカード(年会費無料)のようなクレジットカードでしっかり備えてください。

そのあたりについては、こちらの記事でさらに詳しくご案内していますので参考にしてみてくださいね。

参考  海外旅行保険は入るべき?クレカ活用でお得に入る方法

おまけ その1

ラニカイトレイルがかなり気に入ったヒデキは、夕方一人でもう一度登ってきたんだそうです。

なんと2回めは、片道15分程度で登ってしまったのだとか。(1回めはパラ子の世話が大変だったようで・・・苦笑)

そのとき西の空(ラニカイビーチとは反対側)に見えた夕日がこちらです。

ピルボックストレイルから見た夕日

 

ちょっと雲がかかっているものの、それは幻想的な光景だったそうです。

そういえば、ピルボックスから眺めるサンライズもきれいだという話をきいたことがあります。

私も見てみたいな、とは思うものの、夜明け前の暗い中で登るのは相当危険な気がするので、もし挑戦される方は十分気をつけてくださいね。

参考 カイルア観光のツアーを探す