ノースショアはどこにある?
ハワイのガイドブックなどで、たまにみかけるノースショアという地名。
名前だけは知っているけれど、
「実はどこにあるのか、どんなところなのかは、よく知らなくて・・・」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ノースショア(North Shore)は、ノース(北の)ショア(海岸)という名前のとおり、オアフ島の北部に位置する海岸地帯の名前なんです。
日本で言うなら「湘南」という名称のようなイメージでしょうか。
オアフ島の南に位置するワイキキとはちょうど反対側になり、およそ50km離れています。
今回はそんなワイキキとはまた違った魅力を持つノースショアについてご案内します。
ノースショアで有名なものと言えば?
ノースショアでもっとも有名なものと言えば、やっぱりサーフィンです。
世界中のサーファー達がビッグウェーブを求めて、サーフィンの聖地 ノースショアに集まってきます。
特に冬には10mを超える特大の波が押し寄せ、世界的なプロサーフィン大会も開催されています。
観光の中心はハレイワ
そんなサーフィンの町ノースショアの観光拠点となるのが、ハレイワ(Haleiwa)です。
もともとプランテーションで働く移民の町として栄えてきた歴史をもつハレイワは、古き良きハワイを思わせるノスタルジックな雰囲気のオールド・タウン。
ワイキキのような華やかさや派手さはありませんが、随所に見どころ&グルメスポットがあるんです!
ガーリックシュリンプの名店 「ジョバンニ(GIOVANNI’S)」
ノースショアを代表するグルメと言えば、やっぱりガーリック・シュリンプです。
エビの養殖が盛んなノースショアには、新鮮でプリプリの美味しいエビが味わえる名店がいくつもあるんです!
中でも有名なジョバンニ(GIOVANNI’S)のシュリンプワゴンは、ノースショアの入口から川を渡った先の右側にあります。
落書き(お客さんが書いたお店へのメッセージですが・・・)だらけのシュリンプワゴンには、連日このように行列ができています。
いくつかのメニューがありますが、おすすめはこちらのシュリンプ・スキャンピで、いわゆるノーマルなガーリックシュリンプです。
ぷりっぷりのエビにガーリックがガツーン!ときいたこのプレートは、ご飯までガーリックソースがかけられており、にんにく好きにはたまらない一品です。
ジョバンニ(Giovanni’s Shrimp Truck) 住所:66-472 Kamehameha Hwy, Haleiwa, HI [地図] |
ハレイワにはジョバンニ以外にもガーリックシュリンプ屋さんがあるので、お腹と相談しながらいろいろトライしてみてくださいね!
ワウワウレモネード (Wow Wow Hawaiian Lemonade Haleiwa)
突然ですがあなたが最近レモネードを飲んだのはいつですか?
きっと多くの方が「さていつだっけ・・・?」と考えこんでしまうのではないかと思います。
日本ではそれほどポピュラーではないレモネードですが、ハワイではしっかり市民権を得ていて、各地のファーマーズマーケットなどではレモネードのジューススタンドをいくつも見かけます。
そして、そんなファーマーズマーケットから生まれたレモネードの人気店がハレイワにあるワウワウ・レモネード・ハレイワ(Wow Wow Hawaiian Lemonade Haleiwa)です。
場所はガーリックシュリンプ「ジョバンニ」からハレイワの入り口方面に少し戻ったところとなります。
サーフィンの町らしく、パイナップル柄のサーフボードに「aloha」と描かれた看板が目印です!
ワウワウレモネードはさまざまなフレーバーのレモネードの人気もさることながら、タンブラーやキャップ、ステッカーなどのオシャレで可愛いオリジナルグッズが大人気となっています。
古き良きハワイの風情が漂うハレイワタウンを散歩しながら、美味しいレモネードをいただいてみてはいかがでしょうか?
↓ ハワイのレモネードショップの情報はこちら↓
ハレイワ・ストア・ロッツへ行こう
数十年前から変わらない建物も少なくないハレイワですが、その中で比較的新しい建物が集まっているのが2015年にオープンしたショッピングモール「ハレイワ・ストア・ロッツ」です。
ハレイワの雰囲気にうまく溶け込んだ可愛らしいショップが20店舗ほど立ち並んでいます。
マツモト・シェイブアイスがある!
ハワイ好きの方なら、TV番組「モヤモヤさまぁ~ず2」で毎回大量のTシャツをさまぁ~ずにプレゼントしている有名なかき氷屋さんを覚えているのではないでしょうか?
そのかき氷屋さんマツモト・シェイブアイス(Matsumoto Shave Ice)がハレイワ・ストア・ロッツにあります。
実はこのお店、ハワイに「シェイブアイス」を広めた立役者なんです。
そしてここに来たら、やっぱりレインボーのシェイブアイスは欠かせません。
暑いハワイで食べるこのシェイブアイスが本当に美味しいんです!
気さくなオーナーのスタンリーさんは、お願いすれば気軽に撮影に応じてくれます!
ちなみに後日アラモアナセンターでスタンリーさんに偶然お会いした時も、スタンリーさんは私たちを覚えていないはずなのに、やはり気さくにいろいろな話をしてくださいました。いい人です。笑
その他のお店は?
ハレイワ・ストア・ロッツにはほかにもや、アロハシャツ選びにピッタリなザ・カハラ・スポーツウェア、サーフデザインのファッションブランドT&Cサーフ、
ノースショア発のビーチウェア専門店グアバショップやお土産選びにピッタリな雑貨店も揃っています。
そしてワイキキでは長蛇の列がでるアイランドヴィンテージコーヒーや・・・

ハワイナンバーワンバーガーに長年選ばれている名店、テディーズビガーバーガーも!

ワイキキより混雑していないため、のんびりした雰囲気の中、名店の味を楽しめますよ!
えっ!トイレのドアが開かない?
ハレイワストアロッツの中ほどには公衆トイレがあるのですが、入ろうとしてドアを開けても鍵が閉まっていて開きません。
なぜ・・・?
実はこれはハワイではよくある公衆トイレの状態なのですが、トイレの安全性(治安)を維持するため、パスコードを入力しないとドアが開かなくなっているのです。

どうすれば良いのかと言えば、お店に行ってパスコードを聞いてそれを入力すればOKです。
ちなみにパスコードは毎日変わるので、別の日に行った場合は新たなパスコードを教えてもらうようにします。
土日だけのお楽しみ!名物「フリフリチキン」とは?
フリフリチキンは、ガーリックシュリンプとならぶ、もうひとつのノースショアの名物グルメです。
フリフリ(HULIHULI)とはハワイ語で「回す」という意味で、フリフリチキンは、文字通りクルクル回しながら炭火でこんがりと焼き上げられた鳥の丸焼きです。
そんなフリフリチキンが食べられるお店レイズ(Ray’s Kiawe Broiled Chicken)は、なんと土日だけオープンするんです。
ハワイの香木「キアヴェ」の炭でじっくりと焼き上げられたチキンは、皮はパリと香ばしく、中はやわらかくてデリーシャス!
フリフリチキン狙いなら、土日を選んでハレイワに行くのが正解です!
↓レイズの詳細情報↓
ソープファクトリーとコーヒーファクトリー
モヤさまファンにお馴染みの「ソープファクトリー」と「コーヒーファクトリー」もノースショアにあります。
ただハレイワからは3kmほど離れた場所にあるため、レンタカーやオプショナルツアーで行くのが良いかと思います。
ノースショアソープファクトリー
ノースショアソープファクトリ(North Shore Soap Factory)は、ノースショアのワイアルアというところにある家族経営の石鹸工場です。
もともとはサトウキビ工場(シュガーミル)だった建物を再利用しているため、ちょっと面白い外観となっています。
ノースショアソープファクトリーの石鹸は、マンゴ、パパイヤ、ココナッツなどハワイらしい自然の素材で作られているナチュラルソープです。
ここでつくられた石鹸は「Hawaiian BATH& BODY™」というブランドで市販やオンライン販売がされてもいます。
工場というだけあって実際に石鹸が手作りされているところを見学することもできます。
白かった石鹸がマーブル模様になっていくのを見ていると、これがなかなか楽しいんです!
ノースショアソープファクトリー 住所:67-106 Kealohanui St, Waialua, HI 96791[地図] |
ワイアルア・コーヒーファクトリー
ワイアルアコーヒーファクトリー(Waialua Coffee Factory)はソープファクトリーのすぐお隣にあります。
こちらも旧サトウキビ工場の建物を改装して使っているそうで、見るからに“昔の工場”といった雰囲気です。
お店の中もノスタルジックというか、オールドファッションというか、まぁそういった雰囲気で、コーヒーはもちろん、いろいろなお土産が並んでいます。
さまぁ~ずも良く飲んでいるコーヒーの無料試飲コーナーもあるので、試してから豆を選ぶことができます。
ハワイと言えばコナコーヒーが有名ですが「ワイアルアコーヒー」を選んだからなんだかツウっぽいですよね!
ワイアルアコーヒーファクトリー 住所:67 Kupahu St, Waialua, HI 96791[地図] |
ハレイワへの行き方(ザ・バス/レンタカー)
さて、ほかにもガーリックシュリンプで有名な「カフク」、ホヌ(ウミガメ)がやってくる「ラニアケアビーチ」などノースショアにはまだまだ魅力的がスポットがたくさんあります。
ただ冒頭でお伝えしたとおりワイキキからは50キロほど離れおり、次の3つの方法で訪れることができます。
ザ・バス(TheBus)を利用する
ひとつめは路線バスのザ・バスを利用する方法です。
一番安く行かれる方法ではあるのですが・・・どの乗り換えルートで行っても2時間~3時間近くかかります。
そのため、ザ・バスは時間に余裕がある方、費用を抑えたい方向けの行き方となります。
ザ・バスで行くルート
いくつかの乗り換えルートがあるので、詳細は上のグーグルマップの「その他のオプション」から大きなグーグルマップを開き、実際に行く日時を入れて検索してみることをお奨めします。
レンタカーを利用する
右ハンドル・右車線の運転がなんとかなりそうなら、レンタカーで行くのが一番早く自由度も高いです。
一番早くワイキキからハレイワまで行かれるのは、H2から99号線を抜けてオアフのど真ん中を縦断するルートで、1時間足らずで到着します。
途中でパイナップルのテーマパーク「ドールプランテーション」にも立ち寄れるルートです。
また、時間は1時間40分ほどかかりますが、オアフ島の東海岸線沿いカネオヘ湾、ライエ、カフクを通るルートも、普段は見られないローカルな海岸や景色が楽しめるのでおすすめです。
カフクでガーリックシュリンプを食べるなら、こちらのルートです!
オプショナルツアーを利用する
もっとも気軽に&気楽に行かれる方法は、やっぱり現地オプショナルツアーです。
オプショナルツアーの良いところは、ホテルまで送迎してくれることと、人気の観光スポットがルートにちゃんと組み込まれていることです。
あとは、価格と自分の行きたい観光スポットが入っているか?などで選んではいかがでしょうか。
ノースショア(ハレイワ)観光!鉄板ツアー(所要時間6~7.5時間)
ノースショアの有名観光スポットやショッピング、グルメもまとめて楽しめる人気ツアーです。
早朝のダイヤモンドヘッド登頂付きプランも選べます。
<主なルート>
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カイルアとノースショア観光 1日ツアー(所要時間:11時間)
近年人気上昇中のローカルタウン「カイルア」観光と、ノースショア観光、どちらも楽しめる、欲張りプランです。
<主なルート>
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ノースショアは、ワイキキとはまったく違う、本当のハワイを感じられる場所です。
いつでも観光客で賑わっている華やかなワイキキから離れて、
「ハワイってこんなにも自然豊かでのんびりとした場所だったんだなぁ」
と、ゆっくりと感じてみてください。
ハワイがもっと好きになるはずです。