税金や公共料金の支払いでもマイルを貯めていこう!
自動車税、固定資産税、住民税、そして電気代やガス代、国民年金など、どうしても支払わなければならないものってなんとなく気分がブルーになりませんか?
少なくとも私はそうです。苦笑
そんなブルーな気分をちょっとだけ解消できるのが、税金や公共料金の支払いでマイルを貯める!という方法です。
実は税金をクレジットカードで支払ってマイルを貯めることもできます。
ですが、その場合手数料がかかるためこの方法はおすすめしていません。
今回ご紹介するのはセブン&アイグループの電子マネー「nanaco」を使う方法です。
すでにnanacoをお使いの場合はよくご存じだと思いますが、nanacoは慣れないうちはちょっぴりコツが必要です。
このページではそのあたりも詳しくご案内していきます。
税金のnanaco払いでマイルが貯まる仕組み
初めにお伝えしますが、nanacoで税金を払ってもポイントは付きません。
「え?いきなり話がちがうのでは?」
と思いますよね。
でもご安心ください、ポイントが付くには付くのですが、支払いのタイミングではないのです。
通常セブンイレブンでドリンクなどをnanacoで買うと、100円(税別)につき1ポイントがもらえます。
このポイント(nanacoポイント)は500ポイントを250マイルに交換することができます(500ポイント単位)。
ではセブンイレブンへ行ってnanaco払いで税金や公共料金を支払ったときにもnanacoポイントが付くのかな?
というと残念ながら付きません。
実は、税金をnanacoで支払うときにポイントが付くのではなく、税金支払い用の金額をnanacoにクレジットカードからチャージをする時にポイントが付く仕組みとなっているのです。
たとえば、30,000円の税金を支払う場合の例としては
- クレジットカードからnanacoに30,000円チャージする このときポイントが付く
- セブンイレブンで税金30,000円をnanacoで支払う このときはポイントが付かない
というわけです。
セブンカード・プラスを用意する
どんなクレジットカードからnanacoにチャージをしてもポイントが付く、というわけではありません。
以前は楽天カードなどいくつかのカードからのチャージでもポイントが付いていたのですが、2020年時点ではセブンカードプラスだけになってしまいました。
ということでまずはセブンカード・プラスに入会する必要があります。
セブンカード・プラスは、マイルを貯めて行くうえで持つべきスーパーサブカードのひとつとして私たちが推しているカードです。
セブンカードプラスからnanacoにチャージをすると200円で1ポイントが貯まります。ポイント還元率は0.5%です。
さきほどの例で言えば30,000円のチャージで150ポイントもらえます。
2020年から年会費が無料に!
セブンカード・プラスの年会費は、以前は初年度無料なで2年目以降は500円かかっていました。
これが2020年1月から年会費無料となりましたので、2年目以降も年会費を気にせずに安心して利用できます。
一体型 or 紐付型、どちらがいいのか?
セブンカードプラスには、クレジットカードと電子マネーのnanacoが1枚になった「一体型」と、クレジットカード機能のみの「紐付型」の2種類があります。
申込時にどちらかを選択するようになっているのですが、どちらがいいのか?迷ってしまうかもしれません。
その場合は次のような基準で選べばOKです。
- nanacoモバイルを使っている(あるいは使いたい)場合
- すでにnanacoカード(クレジットカード機能なし)を持っている場合
紐付型がおすすめです
- まだnanacoカードを持っていない場合
- nanacoモバイルは使っていない(使う予定がない)場合
一体型がおすすめです
なお、お得にセブンカード・プラスを発行する方法はクレジットカードの申し込みをするでご紹介していますので、そちらを見ながら発行することをおすすめめします。
クレジットカードの事前登録をする – チャージの前に –
セブンカードプラスが手元に届いたら、最初にクレジットチャージ(クレジットカードからnanacoにチャージできるサービス)をするための事前登録が必要です。
作業は次のとおり2段階で進めます。
- 本人認証サービスに登録する
第三者による不正使用を未然に防ぐために、まずは本人認証サービスに登録します。
本人認証サービスの登録について(公式サイト) - クレジットカードの事前登録
クレジットカードの登録を行います。
“これからこのクレジットカードでnanacoにチャージをするよ”と、紐付ける作業です。
クレジットカードの事前登録(公式サイト)
nanacoにチャージをしてみよう!
事前登録が済んだから、実際にnanacoにチャージをしてみましょう。
ただし、カードの事前登録後、チャージができるようになるまで24時間かかるのでご注意ください。
nanacoチャージの前に覚えておくこと
nanacoのクレジットチャージにはいくつかのルール(制限?)があります。
これを知らないと、例えば5万円、10万円という大きな金額の税金がnanaco払いできなくなってしまいます。
私も初めはややこしくてなかなか理解できなかったのですが、がんばって覚えてください。
- 1回のチャージ限度額:30,000円まで(nanacoモバイルアプリの場合は29,000円まで)
- 1回のチャージは5,000円以上1,000円単位
- チャージ上限額は50,000円
- クレジットチャージは1か月20万円まで、
1日3回/1か月15回まで2019/9/19から1日1回/1か月10回までに変更になったそうです(nanacoお問合センター確認済) - 1回のチャージ限度額:30,000円まで(nanacoモバイルアプリの場合は29,000円まで)
以上を踏まえていよいよチャージしていきます。
30,000円以下をクレジットチャージする場合
まずは30,000円以下の金額をクレジットチャージする、基本的な方法をご案内します。
1.まずはnanaco公式サイトにアクセスをします。
2.「会員ログイン」をクリックします。
3.手元にあるnanacoカードの裏面の情報を入力します。
4.会員メニューから「nanacoクレジットチャージ」をクリックします。
5.「nanacoクレジットチャージ申込み」をクリックします。
6.ここでは29,000円をチャージする例で説明していますが、実際にはあなたがチャージしたい金額(30,000円以下)を選び、クレジットチャージパスワードを入力します。
7.次のような画面が出たらチャージ完了です。
30,000円までのチャージの場合は以上となります。
次は31,000円以上チャージしたい場合はどうすればいいのか?についてご案内します。
合計31,000円~50,000円チャージしたい場合
nanacoのルールのところで説明したとおり、1回のチャージ限度額は30,000円まで(nanacoモバイルアプリの場合は29,000円まで)となっていますので、50,000円まとめてチャージすることはできません。
そのため2回(2日)に分けてチャージを行います。
上の例で言えば1回目:29,000円、2回目:21,000円 =合計50,000円といった形です。
作業方法は1回目と同じです。
チャージの上限額は50,000円ですのでこれで一応はMAXとなりますが・・・
実は10万円までチャージする方法があるんです!
合計51,000円~100,000円チャージしたい場合(中級編)
チャージの上限額は50,000円となっていますが、たとえば7万円、8万円、といった税金を払いたい場合もありますよね。
その場合はちょっとした裏技を使うと合計10万円までチャージすることができるんです。
ちょっとややこしいので何度か読んでみてくださいね。
- まずは上でご紹介した方法で50,000円までクレジットチャージをします。
この時点でチャージした50,000円がどこにあるのかと言うと「センターお預かり分」という場所にあるんです。ここが私も初めものすごく分かりづらかったのですが、クレジットチャージだけではまだ電子マネーnanacoとして使えないのです。ではどうすれば使えるようになるのかと言うと、セブンイレブンまで行ってセブン銀行ATMまたはレジの店員さんに頼んで「残高確認」をするのです。
こうすることにより「センターお預かり分」が「カード内残高」に移行して、nanacoとして50,000円が使えるようになるのです。
センターお預かり分とは?(公式サイト) - 残高確認により50,000円が「センターお預かり分」から「カード内残高」に移動したことで、「センターお預かり分」の50,000円分の枠が空きました。
そこへまた2回に分けて50,000円までクレジットチャージを行います。
これにより、
センターお預かり分:50,000円
カード内残高:50000円
合計:100,000円がチャージできたことになります。
大丈夫でしょうか?
少しややこしいですが、3回くらいじっくり読むときっと分かるかと思います。苦笑
合計20万円チャージする方法(上級編)
これは裏技中の裏技になります。
1枚のnanacoのチャージ上限はどう頑張っても10万円です。
それならnanacoを2枚作ればいいのです。
規約上ひとりで2枚のnanacoを作ることは禁止となっていませんので、1度に10万円以上の支払いをしたい場合は、nanaco 2枚持ちにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ちなみにnanacoカードを新たに作る場合、イトーヨーカドーに8日、18日、28日に行って1,000円その場で現金チャージを行うことにより、本来300円かかるnanacoカードの発行手数料が無料になりますよ!
実際にnanacoを使って支払いをしてみよう!
それで手元に10万円分の税金の納付書があると仮定して、支払い方法を説明します。
- セブンイレブンのレジで納付書(10万円分)を出し、店員さんにnanacoで支払う旨を伝えます。
- レジのカードリーダーにnanacoをかざします。
これで「カード内残高」にあった50,000円が使われます。
仮に5万円以内の支払いならこれで完了です。
でもここでは10万円の支払いを前提にしていますので、まだ50,000円の支払いが残っていますので続きがあります。 - 店員さんにnanacoの残高確認を依頼します。
こうすることで「センターお預かり分」にあった50,000円が「カード内残高」に移動します。 - 「カード内残高」に移った50,000円で残りの50,000円分を支払います。
これで10万円分の支払いが完了です。
文字で見ると面倒な感じもしますが、慣れれば簡単なのでぜひトライしてみてください。
お気づきですか?nanaco払いのもうひとつのメリット
多くの都道府県では、たとえば自動車税は毎年5月中旬に納付書が届き、5月31日が支払期限となっていますよね。
当然ですが、現金で支払う場合は遅くとも5月31日までにはお金を全額用意しなければなりません。
でもこれがセブンカードプラスでnanacoにチャージした場合、要は「クレジット払い」で電子マネーnanacoを「買った」ようなものですので、代金の支払いはクレジットの口座振替日になるのです。
つまり税金の実際の支払日を口座振替日まで後ろ倒しすることができるわけです。
セブンカードプラスの場合、毎月15日までに利用した分が翌月10日の口座振替となります。
そのため自動車税をnanacoで支払う場合、
- 4月16日~5月14日にnanacoにチャージ 6月10日口座振替
- 5月15日~5月31日にnanacoにチャージ 7月10日口座振替
となり、最高で1か月と10日実際の支払いを後ろ倒しにできることになります。
これって意外と盲点ですがすごくないですか?
合法的に税金の支払いを遅らせられるんですから!
ただし、1日のチャージ限度額なども考慮して、あまりギリギリにならない方がいいと思いますので、そのあたりは十分気を付けてくださいね。
またnanacoのクレカチャージの場合、分割払いやボーナス一括払いには対応しておらず、1回払いになります。
まとめ
だいぶ大量の情報だったかもしれませんが、お読みいただきありがとうございました。
今回のポイントをダイジェストで復習します。
- 電子マネーnanacoで税金を支払う際に、セブンカードプラスからnanacoにチャージを行うと金額の0.5%分のnanacoポイントがもらえる。
- 貯まったnanacoポイントは500ポイント単位でマイル交換率50%(500円で250マイル)にて、直接マイルに換えられる。
- nanacoカード1枚につき、10万円まで支払いが可能
参考までに支払金額ごとに貯められるマイルを表にしてみました。
支払金額 | nanacoポイント | ANAマイル |
---|---|---|
10,000円 | 50ポイント | 25マイル |
30,000円 | 150ポイント | 75マイル |
50,000円 | 250ポイント | 125マイル |
80,000円 | 400ポイント | 200マイル |
100,000円 | 500ポイント | 250マイル |
ハッキリ言って大量のマイルとはなりません。
でも、いつも言っているチリツモ(塵も積もれば山となる)で、仮に年に40万円の税金を払えば1,000マイルです。
これが5年続けば5,000マイルになるわけです。
というより、そもそもツライ税金の支払い時に少しでもポイントが手に入る、という点が気持ち的にうれしいんですよね。
慣れればホントに簡単ですので、ぜひ「税金・公共料金はnanacoで!」をクセづけしてくださいね。