ポイントサイトからANAマイルへの交換ルート

ポイ活で貯まったポイントをANAマイルに交換するには?

陸マイラー御用達のマイル獲得方法と言えば、ご存じ「ポイントサイト」です。

私がANAマイラーにおすすめしているのはハピタスモッピー(moppy)ちょびリッチポイントタウンの4つとなっています。

これらのポイントサイトでしっかりポイントを貯めたら、いよいよANAマイルに交換していくわけですが、なるべく高い交換率でマイルにしようと思うと、交換ルートが重要になってくるのです。

 

そこで今回は、貯まったポイントをお得にANAマイルに換えられる交換ルートをご紹介します。

なるべく「高い交換率」でマイルを手に入れよう

マイルの交換率とは、元のポイントを100%としたときに、どのくらいの割合でマイルに換えられるか?という率のことです。

たとえば1,000ポイント(1,000円相当)→1,000 ANAマイルに交換できるとすれば、交換率100%となりますが、1,000ポイント→200 ANAマイルなら20%となってしまいます。

せっかく貯めたポイントなら、なるべく交換率が高い方法でマイルに換えたいですよね。

ということで3つの交換ルートと交換率をご紹介します。

1. ポイントサイトから直接ANAマイルに交換する

まずは、各ポイントサイトから直接ANAマイルにする場合の交換率ですが…

実は私がおすすめするポイントサイトから直接ANAマイルにできるのは「ポイントタウン」だけで、ほかの3つは直接交換ができなくなっています。

唯一交換可能なポイントタウンでも28.5%という低い交換率(350pt→100 ANAマイル)なので、よほど急いでいるとき以外、直接交換はおすすめしていません。

ANAマイルポイント交換率(直接交換時)  ※2022年8月時点
ポイントサイト
ハピタス モッピー ちょびリッチ ポイントタウン
ANAマイル 交換不可 交換不可 交換不可 28.5%
【当月末締め翌月10営業日前後】

※【 】内は所要日数

2.「Tポイント」から→ANAマイルに交換(交換率:50%)

次にご紹介するのが、ポイントサイトのポイントから「Tポイント」に交換し、そこからANAマイルに交換する方法です。

こうすることで50%の交換率となります。

 

「ポイントの価値が半減してしまう…」

と感じてしまうかもしれませんが、もともと1マイルの価値は2円~になる得るため、あまり「損した…」と感じなくてもいいのかな?と思っています。

 

各ポイントサイト(ハピタスモッピー(moppy)ちょびリッチポイントタウン)からは、直接Tポイントに交換可能となっていますが、たまに「Gポイントに交換すると○%増量中!」といったキャンペーンが行われていますので、

その場合はポイントサイト➡Gポイント➡TポイントといったルートでTポイントにすると少しお得です。

ANAマイルポイント交換率(Tポイント経由交換時)  ※2022年8月時点
ポイントサイト
ハピタス モッピー ちょびリッチ ポイントタウン
Tポイント
100%
【3営業日以内】
100%
【即時】
100%
【翌日】
100%
【5営業日以内】
ANAマイル 50%
【10日前後】

※【 】内は所要日数

3. JQみずほルート(交換率:70%)

TポイントをANAマイルに交換すると、上記のとおり交換率は50%となりますが、これを70%までアップする方法があります。

それが俗に「JQみずほルート」と呼ばれている交換ルートです。

 

ただこのルートを利用する場合、Tポイント>JRキューポ>永久不滅ポイント>ANAマイルと、2つ交換ステップが追加になるうえ、次の4点の準備も必要になります。

  • クレジットカード:「JQ CARDセゾン」
  • みずほ銀行の普通預金口座
  • クレジットカード:「みずほマイレージクラブカード/ANA」
  • クレジットカード:永久不滅ポイントが貯まる「セゾンカード」

 

またトータルで1か月以上交換に時間がかかりますので、この手間と時間をかけて+20%を狙うかどうかは…利用者次第かな?と思います。

ANAマイルポイント交換率(JQみずほルート)  ※2022年8月時点
ポイントサイト
ハピタス モッピー ちょびリッチ ポイントタウン
Tポイント
100%
【3営業日以内】
100%
【即時】
100%
【翌日】
100%
【5営業日以内】
JRキューポ
100%
【2~4日】
永久不滅ポイント
100%
※「JQ CARDセゾン」が必要
【1~2日】
ANAマイル 70%
※「みずほマイレージクラブカード/ANA」必要
【1~2カ月(20日締め翌月20日反映)】

※【 】内は所要日数

Tポイント以降のルートがちょっと複雑なので補足しておきます。

STEP1:Tポイント→JRキューポに交換

JRキューポとはJR九州のポイントです。

Tポイントサイトから100%の交換率でJRキューポに換えられるのですが(1p~)、このときにJR九州の「Web会員ID」が必要になりますので、まずはJR九州Web会員サービスから会員登録(無料)を行います。

交換申請を行うと2~4日程度で交換完了となります。

STEP2:JRキューポ→永久不滅ポイントに交換

次にJRキューポから永久不滅ポイントに交換(1000p~)しますが、このときに「JQ CARDセゾン」というセゾンカード発行のクレジットカードを作り、それをJRキューポサイトに登録する必要があります。

JR九州の利用者でなくても作れますが、残念ながら少なくとも私はポイントサイトで見かけたことはありませんので、普通にJQ CARDセゾン公式サイトからの申し込みとなります。

JQ CARDセゾン
JQ CARDセゾン
年会費発生にご注意

初年度の年会費は無料となっており、2年目以降は1,375円(税込)なのですが、年1回以上のショッピング利用で翌年無料となります。

1回でも利用すれば毎年無料で持てますが、言い換えればこの年1回のカード利用を忘れてしまうと年会費が発生してしまうのでちょっと注意が必要です。

永久不滅ポイントの価値が特殊

1,000p分のJRキューポを永久不滅ポイントに交換すると「200p」となるので、

「ポイントの価値が5分の1に減ってしまったの!?」

と驚いてしまうかもしれません。

実は永久不滅ポイントは1ポイント=5円相当という特殊なポイント価値となっているだけで、元のポイント(JRキューポ)と価値自体は変わりませんのでご安心ください。

永久不滅ポイントが貯まるセゾンカードも必要!

実はJQ CARDセゾンを使いJRキューポから永久不滅ポイントに交換することができても、永久不滅ポイントを使用することができません。

そこで必要となるのが永久不滅ポイントが貯められるセゾンカードです。

セゾンカードデジタル、MUJIカードなど年会費無料のもので良いので、こちらもぜひ準備をしておきましょう。

永久不滅ポイントが貯まるカード一覧

STEP3:永久不滅ポイント→ANAマイルに交換

次はいよいよ「永久不滅ポイント」から「ANAマイル」への交換です。

このときにまた「みずほマイレージクラブカード/ANA」というUCカード発行のクレジットカード(年会費無料)が必要となります。

このカードはみずほ銀行のキャッシュカードも兼ねているため、みずほ銀行の普通預金口座をまだ持っていない場合は、このときに開設する必要があります。

なおこのカードもポイントサイトの案件はなさそうですので、公式サイトから申込を行います。

みずほマイレージクラブカード/ANA
みずほマイレージクラブカード/ANA
ANAマイルへの交換方法

永久不滅ポイントからANAマイルへの交換は次の手順で行います。

① 「IDおまとめ設定」を行う

交換手続きの前に「IDおまとめ設定」という準備を行います。

手続きは次のどちらからでも行えます。

  • セゾンカードの会員サービス「Netアンサー」から(手順
  • UCカードの会員サービス「アットユーネット」から(手順

なお、なぜこんな作業が必要なのか?という背景も一応書いておきますので、ご興味があればご覧ください(知らなくても作業自体は行えます)。

この作業が必要な背景

なぜこんな作業が必要なのかと言えば、セゾンカードとUCカードは元々は別の会社だったからです。

2006年に事業統合をしたのですが(UCカードがセゾンカードの傘下に)、元々システムが別だったため、セゾンカード発行の「JQ CARDセゾン」で保有している「永久不滅ポイント」を、UCカード発行の「みずほマイレージクラブカード/ANA」側で利用する場合、手動で紐づける必要があるのです。

2017年にはシステム統合も済んでいるはずなのですが、こういった細かい(?)システムの穴をいまだに運用でカバーしているような状態と言えます。

② 永久不滅ポイントからANAマイルに交換する

IDおまとめ設定が済んだら、UCカード公式サイトの会員専用サービス「アットユーネット」にログインして交換手続きを行います。

このとき重要なのが、カードの選択欄に複数のカードが表示されても必ず「みずほマイレージクラブカード/ANA」を選ぶことです。

実は別のカードでもANAマイルに交換は可能なのですが、その場合は60%の交換率(200永久不滅ポイント→600 ANAマイル)に下がってしまいますので、必ずみずほマイレージクラブカード/ANA」を選んで交換率70%(100永久不滅ポイント→350 ANAマイル)を選んでください。

あとは、メニュー>ポイントを使う>ANAマイレージクラブ>交換数量を入力してANAマイルへの交換申し込みを行えばOKです。

まとめ

今回、ポイントサイトのポイントからANAマイルに移行する方法を3つご紹介しました。

ANAマイルへの交換ルート
交換ルート 交換率 所要日数
1. ポイントサイト➡ANAマイル 28.5%(但しポイントタウンのみ) 10日~1カ月
2. ポイントサイト➡Tポイント➡ANAマイル 50% 約10日~2週間程度
3. ポイントサイト➡JQみずほルート➡ANAマイル 70% 5週間~9週間程度
(1カ月強~2カ月強)

1番はポイントタウンしか利用できないうえ、交換率も低いためあまりおすすめしませんが、2番と3番どちらがおすすめかと言えば、その人によります。

2番がおすすめな方

  • なるべく早くANAマイルに交換したい方
  • なるべく単純なルートで+なるべくお得にANAマイルに交換したい方
  • JQみずほルートの手間と時間を考えたら、50%の交換率のルートでも十分と思える方

3番がおすすめな方

  • とにかく交換率が一番お得な方法を利用したい方
  • 準備に手間(クレジットカード3枚発行+みずほ銀行口座開設)がかかってもいい方
  • ANAマイルになるまでに時間がかかっても問題ないという方(長くて2か月強)
  • 複雑な交換ルートでも問題ない方

 

今回は、2022年時点で一番お得な交換ルートとして「JQみずほルート」をご紹介しましたが、過去には「ソラチカルート」「LINEルート」「TOUKYUルート」といった、お得な交換ルートが陸マイラーによって発見され、利用されてきましたが、ことごとく封鎖されてしまい、今日に至ります。

そのため「JQみずほルート」もいつ封鎖となるかは分かりませんので、

「せっかく3枚もクレジットカードを作ったのに使えなくなってしまった…」

ということが今後あるかも知れないことだけは頭の隅に置いておいていただければと思います。