「みんなの銀行」ってどんな銀行？
2021年5月28日、国内初のデジタルバンク「みんなの銀行」のサービスが開始されました。
こちらがみんなの銀行のホームページのトップ画面ですが、かなり斬新なデザインですよね！
従来のお堅いイメージの「銀行らしさからの脱却」を目指して、あえてイラストを用いたデザインを採用したのだそうですが、遊び心があって面白い！と思います。
今回はそんな「みんなの銀行」の特徴や、口座開設でもれなく1,000円もらえる方法、私が実際に口座開設＆利用して感じたメリットやデメリットなどをご紹介したいと思います。
紹介コード（TTBwmvQE）を入れて「みんなの銀行」の新規口座開設を行うと、今ならもれなく1,000円がもらえます！
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「みんなの銀行」は面白い！でも、信用していいの？
「みんなの銀行」は斬新で面白い銀行ですが、自分のお金を預けるわけですから、面白いだけでは不十分ですよね。
ネットでは「怪しい」なんて情報も飛び交っていたので、いったい誰が運営しているどんな銀行なのか？をまず調べてみました。
すると、みんなの銀行は、株式会社ふくおかフィナンシャルグループの100％子会社であることがわかりました。
ふくおかフィナンシャルグループは、名前のとおり九州の福岡市にある金融グループで、資本金1247億円という大企業です。
傘下には福岡銀行や熊本銀行などの地銀があります。
また、みんなの銀行には「0043」という銀行コードも割り振られていましたので、他の銀行と同様、他行からの振込も普通に行えます。
ということで、みんなの銀行のバックボーンは非常にしっかりしているので、安心して使えそうなことがわかりました。
すべて「スマホ」で完結する！
さてみんなの銀行は安心して使えそうだと分かりましたが、口座開設する前に知っておきたいことがあります。それは
“すべてがスマホで完結する”
ということです。
口座の開設や、本人確認書類提出もスマホから行うようになっており、わずか15分ほどで口座開設が完了します（混み具合にも寄りますが）。
銀行の口座開設と言えば、本人確認書類を郵送して、キャッシュカードが届いて…など、なんだかんだ１～2週間かかるのが普通ですが、
思い立ったその日に口座開設ができる！というのはとても画期的なことだと思います。
そして、口座ができていよいよ使用する段階になっても、使うのはやはりスマホだけです。
というのも、みんなの銀行には、従来の銀行で当たり前だった、印鑑の登録がなく、キャッシュカードやもちろん紙の通帳もないからです。
キャッシュカードがないなら、どうやって入出金すればいいのか、フシギに思ってしまいますが、セブン銀行のATMで、画面に表示されるQRコードを読み取って操作するようになっています。
これについては、みんなの銀行公式の動画がありましたのでご覧ください↓
このように、みんなの銀行は、スマホですべてが完結するということで、
- 日ごろからスマホを使い慣れたデジタルネイティブ世代
- 余計なものを持ちたくないミニマリスト
といった方に、まさに打ってつけの銀行なんです！
みんなの銀行のサービス
みんなの銀行は、ほかのサービスについてもかなり斬新なコンセプトのもとで提供されていますので、次の4つのキーワードでそれぞれご紹介します。
Wallet（ウォレット）
みんなの銀行は、このとおりアプリのデザインやUIも斬新です。
メニューアイコンは3つのみとなっていて、左からWallet、Banking、Recordとなっています。
Walletとは、みんなの銀行の普通預金口座のことで、ATMからの入出金はこの口座から行われます。
ログインしてタップするだけで普通預金の残高が見れますが、「残高を隠す」をタップすればマスクする事ができます。
そして、中央のアイコンをタップするとBanking画面となり、すべての口座情報が表示されるのですが、
実はみんなの銀行は普通預金口座のほかに、貯蓄預金口座をいくつも簡単に作ることができます。もちろん無料です。
貯蓄預金の「Box作成」をタップすると、さまざまなアイコンが選べるようになっています。
目的に応じたいくつものBoxを自由に作ることができるので、旅行や、ちょっと高価なものを買いたい場合には、お金を分けて管理することができるのです。
たとえば旅行資金を貯めたいと思ったら、「旅行資金」という名前のBoxを作成し、残高の移動はWalletや別の貯蓄預金口座からドラッグ＆ドロップし、金額を指定するだけでOKなんです。
自動積立なら確実に貯められる！
それぞれの貯蓄預金口座には自動積立の機能もあり、次の手順で簡単に設定できます。
-
- 積立の目標金額を決める
- 目標日を設定する
- 資金の移動元を選ぶ
- スケジュールを設定する
- 移動する金額を入力する
「なかなかお金が貯まらなくて…」
とお悩みの方などは、この機能を使えば、目標を設定して楽しみながら貯められるのでは？と思います。
Record（レコード）
次にご紹介するのは、メニュー右側のアイコンをタップすると表示されるRecordです。
これは、いわゆる入出金の履歴です。
みんなの銀行に関する入出金情報はもちろんですが、画期的だなと思ったのが、ほかの銀行やクレジットカード、電子マネーやプリペイドカードを紐づけて、それもこの画面で確認できるところです。
通常、収支管理をするためにはマネーフォワードなどの家計簿アプリを使うのが一般的ですが、それがみんなの銀行アプリ内でできてしまうわけです。
ただ、あまりメジャーではないカードや新しいカード等、登録できないものもあるようです。
Debit Card（デビットカード）
みんなの銀行は、口座開設をすると自動的にJCBのデビットカードが無料で発行されます。
と言っても、やはり物理カードではなくアプリで使うバーチャルカードとなります。
デビットカードの画面は、Wallet画面を開いた状態で、下から上にスワイプしすると表示される「Action」メニューの中から選びます。
このカードが便利なのは、Apple PayやGoogle Payに登録すれば、QUICPayに対応したお店でスマホ決済ができるところです。
デビットカードは、利用すると銀行口座から即時に代金が引き落とされますので、
「クレジットカードだとつい使いすぎてしまう…」
という方には特に便利なのではないでしょうか。
0.2％キャッシュバックあり
みんなの銀行のデビットカードを使うと金額の0.2％がキャッシュバックされます。
でも実はこのとき「プレミアムサービス」に登録しているとキャッシュバック率がアップしますので、次の項目でこのサービスについて詳しくご案内します。
Premium Service（プレミアムサービス）
みんなの銀行は無料で使えますが、月額600円のサブスク「プレミアムサービス」に登録するとさらに便利に使えるようになります。
実は！今なら1年間無料で使えますので、後ほどご案内します！
振込・ATM手数料がお得に
プレミアム会員になると、まずは振込やATM利用手数料がお得になります。
みんなの銀行はセブン銀行のATMで入出金手続きをすることができます。
その際、入金については無料なのですが、出金時には110円の手数料がかかってしまいます。
これがプレミアム会員になると月に15回まで無料となり、同様に、他行への振込手数料も1回200円のところ、プレミアム会員は月10回まで無料となります。
無料回数が多いので、ATMで現金を引き出す機会や他行へ振込む機会が多い方にはお得なのでは？と思います。
デビットカードのキャッシュバック率アップ！
みんなの銀行のデビットカードで支払うと、利用金額の0.2％がキャッシュバックされます。
これがプレミアム会員の場合、5倍の1%キャッシュバックにアップするのです！
クレジットカードでも、1%還元となると還元率が高い部類ですので、これもなかなかお得だと思います。
連携した金融機関データの一括更新
レコード機能に連携した金融機関のデータは、通常は前回のアップデートから7日経過すると行われますが、これを好きなタイミングで更新できるようになります。
収支管理を、小まめに行いたい方には便利なサービスだと思います。
Cover（カバー）
プレミアム会員になると、無料で追加オプションの「カバー」が利用できるようになります。
カバーとは、口座残高が不足しているときに、最大5万円まで自動的に立て替えてくれるサービスです。
たとえば、5,000円のものを購入する際に、口座に3,000円しかなければ、2,000円分を自動的に立て替えてくれます。
これが無利子で使えて、しかも利用後にウォレットに入金すれば自動的に返済も行われます。
ただ、カバーは便利な機能ではありますが、一時的とは言え「借金」をすることになるわけですから、個人的にはあまり積極的には使うべきではない機能かな、と思っています。
プレミアム会員サービス一覧
さて、プレミアム会員のサービス一覧はこちらのとおりです。
| 一般 | プレミアム会員 | |
|---|---|---|
| サービス利用料 | 0円 | 月額600円 |
| 他行あて振込手数料 | 200円/回 | 月10回まで無料 （以降200円/回） |
| セブン銀行ATM入金手数料 | 0円 | 0円 |
| セブン銀行ATM出金手数料 | 110円/回 | 月15回まで無料 （以降110円/回） |
| デビットカードのキャッシュバック率 | 0.2％ | 1.0％ |
| レコード一括更新 | × | ○ |
| カバー | × | ○ （無料追加オプション） |
プレミアムサービスが1年間無料に！
2022年5月時点では、プレミアムサービスが1年間無料になるキャンペーンが実施されています！
このページをご覧になった時点でまだキャンペーンが続いているようでしたら、まずは口座開設をして、とりあえず1年間プレミアムサービスを無料で使ってみてはいかがでしょうか？
プレミアムサービス登録後にすぐ解約しても1年間はプレミアム会員のままですので、有料になったら使いたくないという場合は、忘れないうちに早めに解約してしまうのがいいと思います。
プレミアムサービスの解約方法は？
実は、プレミアムサービスの解約方法はちょっと分かりづらいので、その部分だけ補足しておきます。
1. Wallet画面右上にある人のアイコンをタップしてマイページを開き、次の画面で［Premium］をタップします。
2. ［サブスクリプション管理］をタップし、次の画面で［サブスクリプションをキャンセルする］をタップすれば解約完了です。
繰り返しになりますが、プレミアムサービスの無料キャンペーン中は、解約しても登録した日から1年間は無料で使えます。
さあ、口座開設をしよう！注意点は？
さて、いよいよスマホから「みんなの銀行」の口座開設を行います。
手続きを始める前に、こちらのいずれかの本人確認書類を用意しておくとスムーズです。
次にみんなの銀行のアプリをダウンロードします。
各種同意事項への同意を行ったら、こちらのステップで手続きを進めます。
口座開設手続きは自分の情報を入力していく、ごく一般的なもので、特に難しいところはありませんでした。
ただ、本人確認のステップは少し特殊だったので、そこだけ補足しておきます。
本人確認ビデオ認証
まず本人確認に必要な書類を、その場で撮影しながらアップロードします。
次に本人確認ビデオ認証というステップがあるのですが、これは、簡単に言えば、本人確認書類を持って自撮りをする作業となります。
ビデオ認証という名前に現れているように、スマホのカメラで自撮りをしながら接続すると、担当のオペレーターからそれが見えるようになるようです。
ただ、オペレーターと言っても、こちらから相手が見えるわけでもなければ会話をする必要もないので、緊張しなくても大丈夫です。
しばらく待っていると「ビデオ通話が終了しました」というメッセージが表示されて、「本人確認中です」という表示のあと完了しました。
スマホ端末の認証・利用手続き
これで口座開設の申込自体は完了なのですが、次にアプリを利用するスマホ端末の認証があります。
ログイン→SMS認証→再度ログインを行った後に、自分が利用したい支店名を選びます。
支店名はゴールデンゲートブリッジ支店など、世界中の有名な橋の名前があるので、好きなものを選べばOKです。
このあたりもとてもユニークですよね。
もれなく1,000円もらえる方法
支店名の選択・ATMの暗証番号の設定を行ったら、いよいよ1,000円もらうための紹介コード入力となります。
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【1,000円もらえる紹介コード】 TTBwmvQE |
紹介コード入力欄に上記のコードを入力すると、口座開設の翌日に貯蓄預金の口座（Saving）に1,000円が入金されます。
ちなみに、この紹介コードは後で追加したいと思ってもできません。
つまり、ここで紹介コードを入力しないと1,000円がもらえなくなってしまうので、忘れたりコードを間違えたりしないように気を付けてください。
【お友達紹介プログラム】あなたも誰かに紹介すれば→1,000円もらえる！
実は、紹介コードを利用すると、紹介された側だけでなく、紹介した側にも1,000円が入ります（私の紹介コードを使っていただいた方、ありがとうございます！）。
これは「お友だち紹介プログラム」というもので、1人につきなんと300人まで（＝上限30万円！）紹介可能となっています。
自分の紹介コードは、アプリTOP（Wallet） >マイページ（人のアイコン） ＞「お友だち紹介」から確認できますので、家族や友人に紹介して、お互いに1,000円を獲得してみてはいかがでしょうか？
ただし、このプログラムは予算が上限に達した場合は中止する場合がある、と公式サイトにありましたので、これもなるべく早めに利用するのがいいのでは？と思います。
「みんなの銀行」のデメリットは？
みんなの銀行は、これまでにはなかった新しい価値観でサービスを提供してくれるなかなか楽しい銀行ですが、
やはりサービスが開始したばかりということもあって、私は4つほど現時点でのデメリットも感じましたのでそちらも共有させていただきます。
セブン銀行しか対応していない
１つ目は、セブン銀行のみの対応となっていることです。
入出金についてはセブン銀行で行えるとご案内しましたが、これを言い換えればローソンやファミマなど他のコンビニATMでは入出金できない、ということになります。
セブン銀行があまり多くない地域もありますので、そういった場所で使うにはちょっと不便なのかな？と思いました。
使える端末はスマートフォン1台だけ
2つ目は、みんなの銀行が利用できるのは、スマホ1台のみとなっていることです。
これは、2台以上のスマホで使うことができないだけでなく、パソコンやタブレットでも使えない、という意味になります。
もちろん、セキュリティ強化のための仕様ですが、万が一使用中のスマホが壊れてしまったり、あるいは紛失した場合、
一切のサービスを一時的に使えなくなってしまうわけなので、それがちょっと心配だなと思いました。
口座振替には未対応
3つ目は、口座振替に対応していないことです。
日々の生活に使うなら、クレジットカードや公共料金の口座振替にも利用したくなりますが、残念ながら私が確認した時点では対応していませんでした。
また利用したい人がどれだけいるかは不明ですが、国庫金の振り込みや、年金の受取口座にも指定できないということです。
15歳以上しか口座開設できない
みんなの銀行で口座開設できるのは、以下の条件に当てはまる人に限られています。
- 個人
- 15歳以上
- 日本国籍
- 国内居住者
一般の銀行は赤ちゃんでも口座開設（もちろん法定代理人が）できますので、これもみんなの銀行のデメリットと言えそうです。
結論：当面は「サブバンク」として活用すべき
私が確認した時点では以上のようなデメリットがあったため、当面はメインバンクではなく、あくまでもサブバンクとして必要なときに便利に使うのが良さそうだと思っています。
ただ、みんなの銀行では今後も利用者の声を収集し、その声をヒントにより良いサービスの提供を目指す「みんなでつくる、みんなの銀行プロジェクト」をおこなっているようですので、
今後のサービス改善や、ワクワクするような新サービスの登場を期待したいと思います。
あとは、個人的には
“月額600円のプレミアムサービス利用料が、もう少しリーズナブルになってくれたら…”
と思っています。
とりあえず、1年間は無料で使えますので、その間にじっくり利用してみてはいかがでしょうか？
