無駄遣いをしていないのにお金が貯まらない理由とは?
将来のためにお金を貯めたい、というのは多くの人が考えていることですよね。でも中には、
「無駄遣いをした覚えはないのに、なぜかまったくお金が貯まらない(涙)」
という方も少なくないようです。
その理由はもしかしたら、気付かないうちに余計なお金を遣ってしまっているからかも知れません。
そこで今回は、お金が貯まらない!と言っている人にありがちな6つの共通点をご紹介します。
これからお金を貯めて行きたいと思っていたり、あるいは頑張っているのになかなか貯金が増えないということなら
「自分に当てはまるものはないだろうか?」
と考えながら、参考にしてみてください。
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共通点1 コンビニ弁当や外食をよく利用する
1つめの共通点は、食事をコンビニ弁当や外食で済ませることが多いというものです。
特に昼間は手軽なコンビニ弁当を利用する人が多いかと思いますが、お弁当自体は500円程度でも、これに飲み物やデザートなどを付けてしまうと、軽く1,000円近く行ってしまいます。
仮にそれが1か月続いたとしたら、昼食代だけで3万円にもなる計算ですので、かなりの出費です。
そして、夕食にもまたコンビニ弁当あるいは、外食を利用すればさらに出費は膨れ上がり給料の大半が食費で消えてしまう気がしてきますよね。
家計の支出に占める食費の割合はエンゲル係数と呼ばれていますが、このエンゲル係数が高いほど生活水準が低い傾向にあると言われています。
エンゲル係数(%)=食費÷消費支出×100
つまり、貧乏な人ほど食費にお金がかかり過ぎているわけです。
やっぱり自炊が経済的だった
では食費を減らすためにどうすればいいのか?と言えば、やっぱり自炊です。
「自炊なんてする時間もないし、第一、作り方なんて知らない!」
という方も多いと思いますが、たとえば休みの日にまとめてご飯を炊いたり、おかずを作って冷凍をしておくとか、手間がかからない食材を活用するなどの工夫をしてみるのも良さそうです。
作り方についても、最近はYouTubeやレシピサイトで簡単で美味しいレシピを公開してくれている方も沢山いますので、しばらく続ければコンビニ弁当よりもはるかにおいしくて、安全なものが作れるようになるのでは?と思います。
共通点2 お金が余ったら貯金しようと思っている
2つ目の共通点は、「お金が余ったら貯金する」という考え方です。
給料が入ったら、まずは家賃や光熱費、携帯料金などの固定費を支払い、さらに食費や娯楽費などに使って運よく残ったら貯金する、というものですが、これではまずお金が貯まりません。
なぜなら、仮に手取り20万円の人なら、1か月20万円まで使える生活パターンができあがってしまうからです。
「今月は余らなかったから、来月貯金すればいいや」
と一度思ってしまうと、貯金ができる月というのは永遠にやってこないのです。
そこでおすすめしたいのが、給料が入ったら、初めに貯金する分を別の口座に移してしまうことです。
たとえば、給料が20万円の場合、先に2万円だけ別の口座に移してしまえば、残りの18万円だけで生活できるパターンを作れるからです。
自動積立定期預金が便利だった
このとき便利なのが、銀行の「自動積立定期預金」というサービスを利用する方法です。
このサービスは、毎月決まった日に決まった額を、普通預金口座から定期預金口座に自動的に移動してくれるものとなっています。
銀行によって名称は異なりますが、ほとんどの銀行でこのサービスを提供しています。
自分でわざわざお金を移動しなくていいので、とても便利で、しかも確実です。
「なかなか自分では貯金ができなくて…」
という人は使ってみるといいのではないでしょうか。
共通点3 「お得だから」という理由で物を買う
3つ目の共通点はお得だからという理由で物を買いがちなことです。
たとえば
- スーパーの閉店前に総菜が30%引きになっていたから
- バーゲンで洋服が半額になっていたから
などです。
もちろん、安く買えたお惣菜がもともと自分が食べたかったもので、しかも食べきれるならいいと思います。
でも、「せっかく安くなっているんだから、買わなきゃ損!」
という思考になって、慌てていくつも購入してしまうと、結局食べきれずに捨てることになります。
そして廃棄したときに
「安かったんだからまぁいいか!」
と、安易に気持ちに折り合いをつけてしまう人は要注意です。
安く買ったとしても捨ててしまえば、お金を捨てたのと同じことだからです。
これはセールで洋服を買うときも同じです。
自分が前から欲しかったものが安くなっていたなら、それは買い時かもしれませんが、安いから買ってはみたものの、結局あまり着なかった…ということになれば、お得どころか、むしろ無駄遣いで損をしたことになってしまいます。
お金が貯まる人の購買動機は?
一方、お金が貯まる人が物を買う動機は必要だからです。
どんなに安くなっていたとしても、たとえ100円の物であっても、必要なければ買わないのです。
よく、お金持ちほどケチといわれていますが、ケチというよりも、お金の価値を知っているからこそ、お金を使うことに対してシビアなのです。
だからこそ旅行や自己投資、健康管理など、本当に必要だと思うシーンでは適切にお金を使います。
たとえば、飛行機でエコノミークラスとは雲泥の差の料金がかかるビジネスクラス以上の座席を利用するのも、決して見栄からではなく、快適な座席を利用することによりしっかりと休息を取り、目的地に着いてからの自分のパフォーマンスをフルに発揮できるようにするのが目的なのです。
納得したものだけにお金を使い、無駄遣いをしないからこそお金が貯まっていく、というわけです。
共通点4 物が多い、捨てられない
ところで、世間でお金持ちと言われている人たちは、あらゆる物を所有しているから豊かな生活を送れている、と思われがちですが実はそんなことはないんです。
先ほどもお伝えしたとおり、お金持ちは「必要だから」という理由で買う傾向が高いため、吟味して物を選んでいる分、余分なものを所有していないのです。
これに対し、貧乏な人ほど多くの物を購入し、家の中が物で溢れている傾向があるそうです。
新しく物を買った時に、古い物を捨てれば物は増えずに済みますが、
「いつか使うかもしれないから」
と思って古い物をなかなか捨てられないため、物は増えて行く一方となります。
- ショッピングでもらった(買った)紙袋
- めったに使わないキッチン用の便利グッズ
- 殆ど使わなくなった靴類、バッグ類、洋服
など、知らず知らずに部屋の一部を占有しているものはないか確認してみると良さそうですね。
家賃の中身を考える
これは以前ある方が言っていて、私が「なるほどな!」と思ったことなのですが、たとえば8畳のワンルームのアパートを1か月8万円の家賃で借りたとします。
8畳ならそこそこの広さですが、そこにベッド、冷蔵庫、テレビ、デスク、それに収納家具を置いたらどうでしょうか?
居住スペースはきっと半分以下になってしまうはずです。
そうなると、家賃8万円の半分にあたる4万円以上を、毎月、物のために支払っていることになるわけです。
「あなたは自分のためではなく、物のために働くんですか?」
とも、その方は言っていました。
この言葉を聞いたときから、私は物を買うときは慎重に判断するようになった気がします。
なお、お金持ちになる考え方や行動については後ほどもう少し詳しくご紹介します。
共通点5 宝くじを買う・ギャンブルをする
世の中には一攫千金を夢見て、宝くじを買い続ける人も少なくありません。
確かに、ジャンボ宝くじで10億円が当選すれば、もうお金の心配をしなくていい人生が待っているような気がするのでそれに賭けてみたくなる気持ちもよくわかります。
でも、ジャンボ宝くじの1等当選確率は、なんと1000万分の1だそうです。
自分が雷に打たれる確率は100万分の1と言われていますので、いかに宝くじの当選確率が低いかが分かりますよね。
これが宝くじが割に合わないギャンブルだと言われている理由です。
ギャンブルと言えば、競馬や競艇、パチンコやスロットなども同じです。
たまに勝つことはあっても、勝ち続けることはないので、ギャンブルでお金持ちになれる可能性はゼロに等しいのです。
またギャンブルが危険なのは中毒性があることです。
- 勝てば勝ち続けたいという欲が出て➡続ける
- 負ければ負けを取り戻さなければという欲が出て➡続ける
というわけです。
つまり、ギャンブルには買っても負けても続けたくなってしまうという、恐ろしいワナが仕掛けられているのです。
ギャンブルで一攫千金を夢見たくなったら、一緒に「悪銭身に付かず」というコトバもセットで思い出すと良いかもしれませんね。
共通点6 ストレスを買い物で発散する
忙しい毎日が続くと、溜まってくるのがストレスです。
そんなときにパーッとお金を遣って買い物をするとスッキリした気分になりますよね。
でも、買い物をストレス発散の手段にしていると、残念ながらお金は貯まりません。
また、勢いで買ったものは、あとで冷静になったときに
「なんでこんなもの買ったんだろう?」
「よく考えたら同じような物を持っていた。」
ということも多く、そうなると無駄遣いをしてしまったことを後悔してそれが新たなストレスになってしまうこともあります。
このように、買い物でストレスを発散する傾向がある人は、自分がその方法でなければストレスを解消できないと思い込んでいる可能性があります。
でも実は
- 十分な睡眠をとってみる
- 公園を歩いてみる
- ゆっくりお風呂に入ってみる
- 本を読んでみる
といった、あまりお金がかからない方法でも、案外ストレスは解消できるものです。
私もよく近所をウォーキングするのですが、日ごろは車で一瞬で通り過ぎていた道であっても歩く速度で見てみると、新たな発見があって、なかなか楽しいものです。
お金が貯まらない人の行動の共通点は?
さて、お金が貯まらない人がやりがちな、これらの6つの行動には共通点があることにお気づきでしょうか。
共通点1 コンビニ弁当や外食をよく利用する共通点2 お金が余ったら貯金しようと思っている
共通点3 「お得だから」という理由で物を買う
共通点4 物が多い、捨てられない
共通点5 宝くじを買う・ギャンブルをする
共通点6 ストレスを買い物で発散する
どれも、お金を大切にしていない傾向があるように感じないでしょうか。
「一所懸命働いて手に入れたお金なんだから、どう使おうが自由でしょ!」
という意見もあるとは思いますが、頑張って手に入れたお金だからこそ、感謝して、大事に使っていきたいものです。
そしてお金を大事にする人は、お金から好かれるようになるので、自然とお金を引き寄せられるようになると言われています。
ぜひお金に好かれて、経済的にも気持ち的にも豊かな生活を送れるようになりたいものですね。
お金持ちの行動・考え方
さて、お金に好かれているであろう「お金持ち」や「成功者」と呼ばれてる人たちの行動や考え方にはどんなものがあるのでしょうか。
お金を貯めることと直接つながっていなくても、彼らのマインドには何かしらのヒントが隠れていそうですので少し見てみたいと思います。
時間を大切にしている
お金持ちや成功者は時間をとても大切にしています。
それは「お金は無限、でも時間は有限」だということを良く知っているからです。
だからこそ約束の時間もキッチリ守ります。
これは自分の時間だけでなく、相手の時間も大切にに考えているからです。
同時に「約束の時間に遅れてきた人とは仕事をしない。」
という、厳しい面も備えています。
時間を大切にできない人は、仕事の能力の有無以前に、人として門前払いされてしまうわけです。
もし、「自分は日ごろから遅刻することが多いなぁ」と心当たりがあれば、知らぬ間に大切なチャンスを逃している可能性もあるかもしれません。
服装の定番スタイルを持っている
アップルの共同創業者であるスティーブ・ジョブズ氏は、長年イッセイ・ミヤケの特注の「黒のタートルネック」、リーバイスの501「ジーンズ」、ニューバランスの「スニーカー」というスタイルを貫いていたことで有名です。
mylerdude, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
ジョブズ氏ほどの成功者であれば、世界中の高級ブランドから選び放題だったと思いますが、あえて定番のシンプルな服装にこだわったのには理由がありました。
それは、毎朝の服装選びに頭を使いたくなかったからだと言われています。
経営者ともなれば、日々、判断しなければいけないことが山ほどあるわけですが、的確な判断を行うために「判断力を節約していた」というわけです。
これはジョブズ氏に限らず多くの成功者が取り入れているルーティンとなっています。
そして、彼らのもともとの目的は「判断力の節約」だったのかも知れませんが、自然と「見栄で物を買わない」「物をやたらと増やさない」「時間を節約する」ということまで自然にできてしまっています。
こういったところは大いに学ぶべきポイントだと思っています。
ちなみに、私もこのマインドにあやかって、靴下はすべて同じものを選ぶようにしています。
そうすればペアの片方に穴が開いても、別のものと新たにペアにしてまだ使えることが分かりました!(あっ、ジョブス氏とだいぶ目的が違いますか?笑)
「学ぶ」という言葉の語源は「まねぶ」、つまり真似することから始まると言われています(諸説あります)。
まずはお金持ちの行動や考え方をまねて、少しずつでもお金が貯められるようになりたいものですね。