利用者悲鳴!「ゆうちょ銀行」が各手数料の値上げされました
ゆうちょ銀行では2022年1月17日から「一部商品・サービスの料金新設・改定」という名目で、大幅な改悪が行われました。
「改定」と表現していますが、ATM手数料をはじめとする各種サービス料金の値上げや、硬貨取扱(小銭の入出金)に際しての手数料などが新たに追加されました。
そこで、このページでは、どんな変更が行われ、私たち利用者はどんな対策をすれば良いのか?などについてお伝えします。
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【1】いつ、どんな変更がされたのか?
今回の改定は基本的には2022年1月17日月曜日から実施されましたが、一部は2月からとなるようです。
具体的にどんな変更が行われたかについては、次の7項目になります。
さっそく、利用者にとって特に大きな影響がありそうな1番から4番について順番に詳しく見て行きたいと思います。
変更点1: ATM利用料金の新設
ひとつ目の大きな変更点はATM利用料金の新設です。
これまで、ゆうちょ銀行ATM利用時の大きなメリットとして、24時間いつ利用しても手数料無料で入出金を行えるというものがありました。
これが、2022年1月17日からは設置場所によっては有料となりました。
郵便局やゆうちょ銀行にあるゆうちょATMを利用する場合は、従来どおりいつでも手数料無料のままなのですが、
駅やショッピングセンター、ファミリーマートなどに設置されているゆうちょATMを利用した場合、今後は時間帯によって手数料が必要になってしまったです。
ゆうちょATMの利用手数料(2022年1月17日~)
ゆうちょATMの利用手数料の具体的にどうなるのかと言うと、こちらの表のとおりです。
つまり駅やショッピングセンターなど(=郵便局や、ゆうちょ銀行以外)のゆうちょATMを利用すると、平日18時以降や土曜日の午後2時以降、および日曜、祝日はすべての時間帯で110円の手数料がかかるようになりました。
これまでよく利用していたゆうちょATMがそういった場所にある場合は要注意ですね。
この変更への対策は?
この変更への対策としては、
- 郵便局やゆうちょ銀行内にあるATMを使うようにすること
- 郵便局やゆうちょ銀行以外のATMを利用する時は、手数料がかからない時間帯に利用すること
となります。
変更点2: ATM・CD連携サービス手数料の改定
次の変更点はATM・CD(キャッシュディスペンサー=提携ATMのことです)連携サービス手数料の値上げとなりました。
これは簡単に言うと、ローソン銀行ATMと、ファミマなどにあるイーネットATM(提携ATM)の利用手数料の値上げです。
提携ATMの利用手数料(2022年1月17日~)
提携ATMの利用手数料の値上げ内容としては、これまでは平日18時までと土曜日14時までの手数料が、ローソンATMでは110円、イーネットATMは無料だったのですが、改定後はどちらも220円となりました。
そして時間外と休日の手数料については、どちらも220円だったものが330円にアップしました。
この変更への対策は?
この変更への対策としては、
- 郵便局やゆうちょ銀行内にあるATMを使うようにすること
となります。
ところで「セブン銀行ATM」は?
今回の話題にセブン銀行ATMが登場してないことにお気づきでしょうか。
実はセブン銀行ATMは今回ではなく、2023年4月に改定を予定しているようです。
それまでは、従来通りの手数料(平日8:45~18:00/土曜日9:00~14:00は110円、それ以外は220円)となります。
ATM利用料金まとめ(2022年1月17日~)
さて、ここで2022年1月17日からのゆうちょ銀行関連ATMの利用手数料を整理しておきます。
今後はできる限り郵便局やゆうちょ銀行にあるATMを使うようにするのが良さそうですね。
利用時間 | 平日8:45~18:00 土曜日 9:00~14:00 |
それ以外の時間帯 |
---|---|---|
ゆうちょATM(ゆうちょ銀行/郵便局内) | 無料 | 無料 |
ゆうちょATM(上記以外の場所) | 無料 | 110円 |
ローソンATM | 220円 | 330円 |
イーネットATM | 220円 | 330円 |
セブン銀行ATM ※1 | 110円 | 220円 |
※1 2023年4月に改定予定
変更点3: ATM硬貨預払料金の新設
次の変更点は「ATM硬貨預払料金の新設」となりますが、簡単に言うとATMで小銭を入金・出金するときに手数料がかかるというものです。
今までは、お釣りで貯まった小銭や、お子さんが貯金箱で貯めた小銭をジャラジャラとATMから入金して、
「こんなに貯まってたんだね!」
と喜んだこともあったのではないでしょうか。
そんなときも、ゆうちょ銀行なら従来は手数料なしで小銭入金ができました。
しかし、これにも2022年1月17日からは1枚からでも手数料がかかるようになってしました。
この変更への対策は?
この変更への対策としては、
- 買い物で積極的に小銭を使うようにする
- スーパー等のセルフレジではできるだけ小銭で支払う
- ゆうちょ銀行窓口で預ける(50枚までは無料)
- 手数料無料でATMから預けられる別の銀行を利用する
となります。
ちなみにウチの近所のスーパーでは1回20枚まで小銭が使えますが、これはスーパーによって異なると思います。
セルフレジなら店員さんの手間をかけずに小銭をが使えるので、結構使いやすい方法かな?と個人的には思っています。
いずれにしてもせっかく貯めた小銭を預けるのに手数料がかかってしまっては残念ですので、早めに対策を考えるのがおすすめです。
硬貨の出金にも手数料が必要に
実は硬貨の払い戻し(出金)の際にも手数料が必要となり、こちらは1枚以上で110円の手数料がかかるようになりました。
個人で硬貨の払い戻しをする機会はあまりないかもしれませんが、お店のお釣り用に用意するようなことがあるなら覚えておいていただければと思います。
小銭でお釣りを受け取る場合はどうなるのか?
たとえばATMで4,500円預け入れをしたいときに、5,000円札しかなかった場合「お釣り」として500円を受け取ることがあるかと思います。
その場合も「硬貨での払い戻し」に該当して手数料が発生するのでしょうか?
実は、私もこれについてはよく分からなかったので、ゆうちょ銀行の窓口に直接問い合わせたところ、
「小銭でお釣りを受け取る場合は手数料の対象外になります。」
との回答でした。
あくまでも金種を指定して払い戻した場合が対象となるため、お釣りとしてやむを得ず小銭が発生してしまう場合には手数料がかからないのだそうです。
ちょっとホッとしますね。
硬貨取扱時間と設置場所にも変更あり!
そして、もうひとつ知っておきたいのが、ATMでの硬貨取扱時間帯と設置場所に関する変更です。
従来は平日の朝7時から夜9時、土日と休日は朝9時から夕方5時までが硬貨の入出金ができる時間帯でした。
これが2022年1月17日からは平日の朝7時から夕方6時までとかなり短縮されてしまいました。
また土日休日は硬貨の入出金が一切できませんので要注意です。
さらに!
これまではゆうちょ銀行内や郵便局にあるATMだけでなく、駅やショッピングセンター、ファミマなどにあるゆうちょATMからでも硬貨の入出金ができたのですが、これもできなくなりましたのでご注意ください。
硬貨取扱時間と設置場所の変更点
変更点4: 硬貨取扱料金の新設
次の変更点は硬貨取扱料金の新設となりますが、これはATMだけでなく窓口で小銭を預けたり、払い込みをする場合にも手数料がかかるという内容です。
窓口で硬貨を預け入れる場合の手数料
50枚までならATMより窓口の方がお得に!
先ほど変更点3のご案内でATMの場合は1枚から25枚が110円、26枚から50枚が220円の手数料がかかるとお伝えしました。
これに対し窓口なら50枚までは無料となっています。
つまり、2022年1月17日以降は50枚までならATMではなく窓口で預けた方がお得となりました。
51枚以上は高額手数料
ただ窓口でも51枚以上はかなりの手数料がかかってしまいますので、どうしても預けたい場合は1回あたりは50枚までにして、それを何日か(あるいは何店舗か?)に分けて入金するのが良さそうです。…かなり面倒ですが。
「同じ窓口で50枚ずつ分けて預ければいいのでは?」
という意見もあるようですが、同じ窓口の場合は合算した枚数に対して手数料がかかってしまうようです。(例:50枚×3回=150枚➡手数料 825円)
ちなみに小銭を義援金(募金など)として払い込む場合には、この手数料はかからないようなので、災害時などに寄付をするときに小銭を使うという方法もありそうです。
その他の変更点は?
さて、ここまで1番から4番の変更点をご紹介してまいりましたが、残りの3つの変更点についても簡単にお伝えします。
変更点5:払込みサービスを現金で利用する場合の料金加算の新設
「払込みサービスを現金で利用する場合の料金加算の新設」ですが、これは窓口やATMで口座残高からではなく、持ち込んだ現金で何らかの料金の払い込みをする場合、1件あたり110円かかるというものです。
これについても義援金や、税金、公金の払い込みは対象外となります。
変更点6:金種指定料金の新設
「金種指定料金の新設」ですが、これは窓口で預金を引き出す際に、硬貨や紙幣の種類、その枚数を指定すると、枚数に応じた手数料が発生するというものです。
具体的にはこちらのとおりです。
金種指定料金
1万円札はカウントされない(新券を除く)
金種を指定しても、1万円札については新券だけが指定枚数としてカウントされて、新券以外はカウントされないことになっています。
下記の例で言えば、金種と枚数を指定した5,000円札と100円玉の51枚については手数料が発生しますが、10,000円札(=新券ではない場合)については指定枚数に含まれません。
今後、ご祝儀やお年玉などで1万円札の「新券」が必要なときは、1回50枚以内にするのが良さそうです。
変更点7:各種既存サービスの料金新設・改定
実はここまで紹介した内容以外にも、ゆうちょ銀行のさまざまなサービスで新たに有料になったり、あるいは値上げに…。
一部は2022年2月からの改定となっています。
料金新設
料金改定(値上げ)
今回ご案内した内容は、ゆうちょ銀行公式サイトも案内があるので、参考にしてみてください。
【2】ゆうちょ銀行値上げの解決策は「ネット銀行」かも?
さてここまでご覧いただき、ゆうちょ銀行のさまざまなサービスで値上げとなったことが分かったかと思います。
そして、
「自分はこのままゆうちょ銀行をメインで使い続けていいのだろうか?」
と疑問に思ったのではないでしょうか。
もちろん、それでもゆうちょにはメガバンク等より優れたメリットも多々ありますので、これからも各自が工夫して使い続けるのがおすすめです。
そのあたりは下記の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
でも!ネット銀行の活用もおすすめです
そして、ゆうちょ銀行改悪への対抗策のひとつとして、ゆうちょ銀行+ネット銀行を併用するというアイディアもあります。
たとえば「楽天銀行」「SBIネット銀行」「PayPay銀行」などです。
これらの銀行の場合、ATMなど手数料の優遇があったり、また時間を気にせずに日本全国のコンビニATMで利用できますので、
普段の生活ではもちろんですが、出張先や旅行先でも気軽にATMでお金がおろせるようになってとても便利だからです。
なお、それぞれの銀行の手数料や優遇制度については、各公式サイトでご確認ください。
「楽天銀行」なら、ゆうちょ銀行から無料で入金できる裏技が使える!
給与振込口座が「ゆうちょ銀行」になっているなど、特に頻繁にゆうちょ銀行を使う方には「楽天銀行」の活用がおすすめです。
なぜなら「楽天銀行」と「楽天証券」をうまく活用することで、ゆうちょ銀行から何度でも手数料無料で入金が行えるからです。
さらに楽天銀行の普通預金金利も300万円までなら0.1%(←ゆうちょ銀行やメガバンクの100倍!!)にアップできます。
詳しくはこちらのページでご紹介していますので参考にしてみてください。
VIPステージなら、月5回までATMが無料に
楽天銀行には利用状況に応じてランクアップする「ハッピープログラム」という優遇プログラムがあります。
そして、この「VIP」ステージにまでアップすれば、月に5回までATMの利用手数料が無料になり、さらに月に3回まで他行あての振込手数料も無料になりますので、かなり便利に利用できるんです。
ただ本来、楽天銀行のVIPランクになるには100万円以上の預金残高が必要です。
これはなかなか厳しめのハードルですよね。
でも大丈夫です!
そんな大金を預けなくても、ちょっとした裏技を使ってVIPになれる方法を発見しました。
ということで、こちらのページで詳しくその方法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。