2022年4月から楽天で改悪

楽天の各サービス利用者悲鳴!またもや「改悪」です…。

2022年4月から楽天グループの多くのサービスで規約の変更が行われます。

内容を確認する限り、残念ながらそのほとんどが改悪です。

そこで特に多くの人に影響がありそうな楽天市場、楽天SPU、楽天銀行、楽天証券の変更点に絞ってダイジェストでご案内します。

楽天市場の変更点

もっとも多くの方に影響がありそうなのが楽天市場でのポイント進呈ルールの変更です。

従来は税込み100円につき1ポイントの還元となっていましたが、2022年4月1日からは税抜100円につき1ポイント還元となります。

2022年4月楽天市場ポイント進呈ルール

「なんだ、たったそれだけのことか!」

と一瞬思ってしまいそうですが、実はそうでもないんです。

税込➡税抜の影響が小さくない理由

たとえば税込11,000円の買い物をした場合、3月までは110ポイントの還元ですが4月からは100ポイントの還元となります。

ポイント数だけ見てしまえばわずか10ポイントの差ですが、パーセンテージにすると10%も減っていることがわかります。

2022年4月楽天市場ポイント進呈ルール

 

つまり、金額が大きくなるほどもらえるポイントも大きく減ってしまうんです。

しかもこれはポイント1倍のときの話ですので、仮にSPUがポイント5倍、6倍となっていたり、楽天スーパーセールや0と5のつく日などでポイントが倍増となった場合には、この差はさらに大きくなります。

その他の変更対象サービス

実はこの税込➡税抜の変更は楽天市場だけにとどまらず、楽天トラベル、楽天モバイルなど、ご覧のサービスでも同様に行われます。

下記のサービスを利用している場合には、さらに大きな影響が出てしまいます。

変更対象サービス
公式サイトより:https://point.rakuten.co.jp/doc/announcement/20211001/

楽天SPUの変更点

そんな楽天市場ですが、実はSPU(スーパーポイントアッププログラム)も4月から一部改悪となります。

①楽天の保険×楽天カード ➡ +1倍廃止

従来は「楽天の保険」を楽天カードで支払うと+1倍となっていましたが、4月からは楽天の保険はSPUの対象外となります。

楽天の保険×楽天カード+1倍終了
※このSPU+1倍条件は4月から廃止

②楽天証券でのポイント投資➡条件変更

従来は「楽天証券」で月1回500円以上のポイント投資を行うだけでSPUが+1倍となりましたが、4月からは投資信託、米国株式円貨決済、それぞれ30,000円以上のポイント投資を行うと合算でようやくSPU+1倍になります。

4月からのポイント投資条件

投資の金額が大きくなるということは、当然リスクも大きくなることですので、これまでSPUのアップのために500円投資をしていた方にはなかなか利用しづらくなってしまいます。

対策:そろそろ「楽天市場」以外を模索しても…?

このように、楽天市場の利用は、以前と比べてだいぶお得度が減ってきたことは否めません。

それでも、キャンペーンを利用してうまく活用していくのが賢い利用法ですが、この機会に、他のお得なショッピングサイトを検討してみてもいいのでは、と思います。

実は私も最近、ちょっと楽天市場を離れて別のショッピングサイトを利用することが増えています。

au PAYマーケット

最近ちょっと頑張っているなと感じるのが「au PAYマーケット(旧 Wowma)」です。

au PAYマーケットではPontaポイントを使ったり&貯めたりできるのですが、手持ちのPontaポイントを1.1倍のau PAYマーケット限定ポイントに交換(上限あり)してから使うことができるんです。

また、月額548円の「auスマートパスプレミアム」に入会すれば、手持ちのPontaポイントを1.5倍にアップできるなど、さらにお得に利用できるようになります。

iHerb(アイハーブ)

iHerb(アイハーブ)はサプリメントやコスメ、日用品、食品などを中心に、3万点以上の商品を取り扱っているアメリカの通販サイトです。

オーガニック・ナチュラルにこだわったアイテムも多数ラインアップされていることから健康志向の方からも支持されています。

我が家でもハンドソープやアロマオイル、サプリメントなどは、最近アイハーブで買うことが増えてきました。

クーポンの利用でお得に買えるうえ、海外からの発送の割には早めに届き送料も安いので一度試してみてもいいのでは?と思います。

楽天銀行の変更点

次は楽天銀行の変更点です。

楽天銀行と言えば、楽天証券とのマネーブリッジを設定するだけで普通預金の金利が0.1%にアップするため、メガバンクの100倍の金利が手軽に実現できるお得な銀行として活用している方も少なくないはずです。

マネーブリッジ

 

私たちもこちらの記事でお得な銀行としてご紹介しています。

 

しかしこちらについても、残念ながら4月から変更が入ることになりました。

従来はすべての預金残高に対し0.1%の金利が適用されていましたが、4月からは残高300万円までは0.1%、それを超える部分については0.04%になってしまいます。

楽天銀行普通預金金利変更

残高が400万円ある場合の例

仮に残高が400万円あった場合、これまでは年に4,000円(税引前)の利息が発生しましたが、4月からはこちらのとおり3,400円(税引前)の利息となってしまい15%も減ってしまいます。

楽天銀行普通預金金利変更

対策:もしも300円以上の残高が楽天銀行にあるなら…

この変更は楽天銀行に預金残高を集中させていた場合などは、結構大きなダメージになってしまいます。

もし300万円を超える残高をお持ちなら、この機会にお得な特典のある他のネット銀行を取り入れても良さそうですね。

お得なネットバンクの一例
お得なネットバンクの一例

楽天銀行ハッピープログラム×楽天証券の変更点

楽天銀行にはハッピープログラムという優遇プログラムがありますが、そのひとつに

“楽天証券の投資信託の月末時点での残高によってポイントがもらえる”

という特典があります。

 

そして、このルールも4月からは大幅に変わってしまうのです。

これまでは月末時点での投資信託の残高10万円ごとに3~10ポイントが継続的に付与されていましたが、4月以降は、初めて一定の基準に達した場合にのみ付与されるようになります。

楽天銀行ハッピープログラムの変更点

投信残高が10万円→30万円に増えた場合の例

たとえば当月末の残高が10万円で翌月末も同じ10万円だった場合、4月からはポイントはまったくもらえなくなり、初めて30万円に達したときに30ポイントが1回だけ付与されるようになります。

楽天銀行ハッピープログラムの変更点

 

そして、その次にもらえるのは50万円到達時、その次が100万円到達時、といったようにどんどんクリアすべきハードルが上がっていきます。

ポイント進呈条件
※公式サイトより:https://www.rakuten-bank.co.jp/info/2021/211227-2.html

 

つまり、従来はある一定の残高以上をキープしておけば毎月ポイントがもらえていましたが、4月からは残高を増やしていかないとポイントが付与されないルールになってしまうんです。

なおこの内容については公式サイトにQ&A(PDF)が用意されていますので参考にしてみてください。

楽天証券の変更点

次に楽天証券(2022年9月買付分)からの変更点をお伝えします。

楽天カード決済で毎月5万円ずつ投信積立を行ってすぐに売却すると、低リスクで毎月500ポイントがもらえる!というテクニックを別のページでご紹介していますが、残念ながらこれの難易度が上がってしまいそうです。

 

というのも、これまではどんなファンドを選んでも100円につき1ポイントの1%還元となっていましたが、9月買付分からは信託報酬のうち販売会社が受け取る代行手数料によってポイント還元率が変わるからです。

具体的には、代行手数料が0.4%以上のファンドの場合は従来どおり100円につき1ポイントの1%還元のままですが、代行手数料0.4%未満のファンドの場合は500円につき1ポイントの0.2%還元となってしまいます。

楽天証券投信積立ポイント還元率変更

 

代行手数料とは要は楽天証券側の収入ですので、つまり

「楽天証券が儲からないファンドは9月買付分から還元率を下げますよ!」

という意味になります。

うーん、これもかなり残念ですが、実はガッカリするのはまだ早いんです!

9月買付分から選ぶべきファンドは?

さて9月以降も例のテクニック(ポイント投資で500p/月ゲット!)を活用し続けたいなら、代行手数料が0.4%以上のファンドを5万円分楽天カードで購入➡即売却する必要がありますが、どのファンドを選ぶべきか悩みますよね。

おすすめは次の2つの条件を満たすファンドです。

  • 代行手数料が0.4%以上のうちなるべく低いもの(0.5%を超えないものが◎)
  • 「信託財産留保額」(=ファンドを解約する際に支払う費用)がかからないもの

 

一例としてはこちらのようなファンドとなります。

おすすめファンド例

 

上記ファンドはあくまでも一例なので、楽天証券公式の楽天クレジットカード決済ポイント還元率1%対象銘柄一覧(2022年1月末現在)を参考に、条件に当てはまる良さそうなファンドを選んでみてはいかがでしょうか。

なお、すでに年率0.4%未満のファンドを設定している場合は、7/13-8/12に設定変更するようにしてください。

朗報!! 「楽天キャッシュ」でも投信積立が可能に!(2022年8月買付分~)

さて、ようやく朗報をお伝えできます!笑

それは2022年8月買付分(初回設定は6/13〜7/12まで)から楽天キャッシュ決済で月に5万円まで投信積立ができるようになる!というものです。

つまり楽天カードと楽天キャッシュを併用することで、毎月最大10万円までをポイント還元の対象にできる!!というわけなんです。

楽天キャッシュならファンドの銘柄関係なし!

楽天カードで投信積立をする場合、先にご案内のとおり9月買付分からは代行手数料が0.4%以上のファンドでないと1%還元にならなくなってしまいますが、楽天キャッシュではファンドの銘柄は関係ありません。

というのも楽天キャッシュの場合、投信積立の時にポイント還元になるのではなく、「楽天カード」から「楽天キャッシュ」にチャージする時に0.5%分のカード利用ポイントがゲットできるようになるからです!

 

ここまでの情報を整理すると次のとおりとなります。

  • 楽天カード決済で5万円/月の投信積立実施➡1%還元(※1)=500ポイント獲得!
  • 楽天カードから楽天キャッシュに5万円分チャージ➡チャージ額の0.5%還元=250ポイント獲得!

(※1)代行手数料が0.4%以上のファンド選択時

改悪続きの楽天経済圏ですが、せめてこの楽天キャッシュをうまく活用してポイントを確実に獲得したいものですね。

詳しくは楽天証券公式サイトをご覧ください。