ハワイのトイレってどうなんだろう?

ハワイ旅行に行くなら、持ち物や観光情報といった準備が大切ですよね。

でももうひとつ知っておいていただきたいこと、それがハワイのトイレ事情です。

ハワイに行けば誰もが必ずお世話になる場所ですので、日本との違いなどもぜひ知っておいていただきたいと思います。

ということで、今回はハワイのトイレについてご案内いたします。



 

ハワイでは「トイレ」を何と呼ぶ?

日本では、その個室やその部屋自体を「トイレ」と呼ぶのがごく一般的ですよね。

そして「お手洗い」「おトイレ」と言えばちょっと丁寧なニュアンスになります。

でも!

ハワイなど米国ではその場所のことを「トイレ」と言うとかなり恥ずかしいことになるんです!!

なぜなら、トイレ(toilet)という単語は、日本でいうところの「便器」そのものを指すコトバだからです。

では、場所そのもののことは、なんて呼べばいいのか?と言えば、

レストルーム(restroom)または、バスルーム(bathroom)です。

 

「え?だって、バスルームってお風呂場のことじゃないの?」

と思いますよね。

でも、思い出してみてください、欧米ではお風呂とトイレが一緒の場所にあることが多いですよね?

だから、トイレもお風呂場もどっちも「バスルーム」なのです。

そう、こんな感じです。

バスルーム
バスルーム

 

私は、公衆トイレのことを「バスルーム」と呼ぶことにちょっと違和感があるので、ショッピングセンターなどで誰かにトイレの場所を尋ねるときは、

Excuse me, where is the restroom? 

(すみません、トイレはどちらですか?)

 

または、もう少し丁寧に

Could you tell me where the restroom is?

(トイレがどちらなのか教えていただけませんか?)

というように「restroom」の方を使っています。

ホノルル空港のトイレに寄っておくべき理由とは?

ダニエルKイノウエ国際空港(ホノルル空港)

 

日本からダニエル・K・イノウエ国際空港(ホノルル空港)に到着したら、まずは一度トイレに行っておくことをおすすめします。

というのも、飛行機は着陸態勢に入るとトイレは使用できませんし、空港では入国審査や荷物の受取には意外と時間がかかるので結構「トイレに行かれない時間」が長くなってきているはずだからです。

そして空港に着いたら今度はホテル、あるいや説明会場(ツアーの場合)へシャトルバスなどに移動しますが行きますが、少なくとも30分、渋滞していれば1時間を超えることも!

シャトルバスの中は冷房が効きすぎていることもあるので、トイレを我慢しながら乗っているのはとてもつらいものです。

ということで、まずはダニエル・K・イノウエ国際空港で一度空港でトイレに行きましょう!

ちなみにホノルル空港のトイレの綺麗さは、私の評価では「中の下」です。

つまり、残念ながらあまりきれいではありません。

日本人は公共のトイレのコレに驚く

日本人が空港などの公共のトイレを初めて見ると驚くことがあります。

それはドアの下に隙間が20~30cmくらい開いていることです。

ハワイのトイレの隙間が広い

この構造だと当然入っている人(座っている人)の足が外から見えてしまうのですが、これは

「この個室は使用中なのね!」

と、外からわかるようにという利便性と、中で犯罪が発生していないかを確認する防犯のためなのだそうです。

ハワイを含む米国ではわりと一般的な構造なのですが、日本の人の場合はこれはちょっと抵抗ありますよね。

でも、これはもう「郷に入りては・・・」ということで慣れるしかなさそうです。

屋外の公衆トイレはなるべく避ける

外出先でトイレを利用する場合、なるべくデパートやショッピングモールなどの比較的人が多い場所にある屋内のトイレをおすすめします。

ハワイでは公園など屋外にあるトイレは落書きだらけだったり、不衛生なことが多いだけでなく、治安の面でもおすすめできません。

数年前には、人気の観光スポット「カカアコ」の公園の公衆トイレを使った日本人が、暴漢に襲われるという痛ましい事件も発生しています。

また海外のショッピングモールやデパートは、日本にようにあまり親切にトイレの案内がされていません。

あまり使ってほしくないのか、奥の方にひっそりと隠れていることが多いのです。

以前あるデパートに行ったときには、試着室の奥にひっそりとトイレがあったのですが、店員さんに尋ねなければたどり着くことはできなかったと思います。

 

そこで、アラモアナセンターやロイヤルハワイアンセンターなどの大きなショッピングモールに行った場合は、早めにマップを入手することをおすすめします。

お店探しだけでなく、トイレ探しにも役立つからです。

トイレに入るのに暗証番号が必要!?

私がワイキキのとあるカフェに行ったときのことです。

店内のトイレを借りようとしてドアノブに手をかけたのですが・・・鍵がかかっているようで開きません。

よく 見ると「暗証番号」入力するようなつくりになっていました。

パスコードで開くドア(ハワイ)

 

どうやら誰もが自由に使えるわけではなく、暗証番号を知らないと使えないようなのです。

暗証番号は店員さんに聞けばすぐ教えてくれたので問題なかったのですが、実はこのようなトイレはハワイのいたるところにあります。

また暗証番号ではなく、このようにトイレを開けるための鍵が店内に用意されているところもあります。

モーニンググラスのトイレの鍵

 

暗証番号だったり、鍵を借りて開けるようになっていたりする背景には、トイレを維持するコストやハワイの治安の問題があるのだと思います。

ともあれ、鍵が開かないトイレがあったら店員さんに相談すればOKです。

ホテルの部屋のトイレは?

日本では、今や格安のビジネスホテルにさえ当たり前のようにあるシャワー付きトイレ、通称:ウォシュレット(本来TOTOの登録商標です)が付いたトイレ。

にもかかわらず、ハワイでは未だ設置されていないホテルの方がダンゼン多いのです!

5つ星クラスの高級ホテルでも、部屋のグレードによってはいまだ付いていないことも珍しくありません。

それだけ、アメリカではシャワー付きトイレが一般的ではない、ということですね。

セレブが日本に来た時にシャワー付きトイレを購入して帰る、という話もまんざらウソでもなさそうです。

なお、シャワー付きトイレがあるホテル探しにはこちらのサイトも参考になりそうです。

»温水洗浄便座のある海外ホテル情報

 

どうしてもシャワー付きでないとイヤ!という方には、携帯用のビデがおすすめです。これなら軽いし、どこにでも持ち歩けますね。

まとめ

海外に遊びに行くと、客観的に見て「日本ってスゴイ!」って思うことがよくあるのですが、その中でもダントツにすごいと思うのがトイレです。

ハワイを含む諸外国で、日本ほど綺麗なトイレレベルを保っている国は恐らくないと思います。

ハワイでは、日本ほどトイレがどこにでもあるわけではないので、一度行ったトイレの場所は覚えておくと便利です。

それでは、楽しいハワイ旅行に気をつけて「いっトイレ!」・・・・失礼しました。