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ハワイは概ね治安が良いところなのですが…
世界中から観光客が押し寄せる南国リゾートのハワイは、アメリカ50州の中でも比較的治安が良い州と言われています。
実際に凶悪犯罪はアメリカの他の州と比べればだいぶ少ない方となっています。
ただそれはアメリカ国内での話であって、犯罪発生率自体は日本よりもだいぶ高くなっており(日本の約4倍)、特に観光客を狙ったひったくり、車上荒らし、置き引き、スリ等の財産犯罪が多く発生しています。
またコロナ禍以降、インフレが急速に進んでローカルの人々の生活が苦しくなっていたところに、再びお金を持った観光客が戻ってきたことで、これを狙った犯罪が増えているそうです。
そこで今回は、
- アフターコロナのハワイの現状
- エリア別の治安状況
- どんなことに気を付けて過ごせばいいのか?
- 避けるべき危険な行動
などをご紹介します。
より安全に楽園ハワイを楽しむためにぜひ参考にしてみてください
\ハワイ旅行おすすめ情報/
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ハワイの犯罪発生状況
外務省海外安全ホームページでは海外各地の安全情報を提供しています。
ハワイについては危険情報は出ていませんが、犯罪の発生状況として次のようなデータが載っていました。
殺人 | 8件 |
レイプ | 646件 |
強盗・侵入盗 | 4,197件 |
暴行・傷害 | 10,707件 |
車両盗 | 4,286件 |
※米国連邦捜査局(FBI):Crime Data Explore https://cde.ucr.cjis.gov/LATEST/webapp/#/pages/home
在ホノルル日本国総領事館の海外安全対策情報にも犯罪の傾向などが具体的に載っていますので参考にしてみてください。
ワイキキエリアの治安について
旅行者の多くがワイキキエリアに滞在しますが、メインストリートのカラカウア通りは人通りが多く、警察もよく巡回しているため、昼間は危険なムードはほとんど感じられません。
私たちのイメージどおりの穏やかで美しいハワイがそこにあります。
ただし観光客狙いのスリ・ひったくり・置き引きなどの軽犯罪は日常茶飯事ですので、南国ムードに浸り過ぎて気もそぞろになってしまうのは避けたいものです。
また次のような場所は、ワイキキエリア内であっても早朝や日没以降はローカルの人でさえ気を付けているところとなっています。
アラワイ運河沿い
アラワイ運河沿いは歩道も整備されていて、昼間はジョギングや散歩を楽しむのにはピッタリの場所なのですが、
人気(ひとけ)がなくなる早朝や日没後は危険なエリアと化し、実際に日本人観光客が襲われる事件も発生していますので近づかない方が良いと言われています。
クヒオ通り
クヒオ通りはカラカウア通りから1本山側にある、東西に延びる道路です。
長い行列ができるあの「丸亀製麺」などの人気店があったり、メインのバス通りであるため昼間はとても活気があるのですが、やはり日没以降は人影がまばらになるので注意が必要です。
またカラカウア通りからクヒオ通りに抜ける道路の裏道(横道)は閑散としていることが多いので、できるだけ通らないことをおすすめします。
カピオラニ公園
カピオラニ公園はダイアモンドヘッドを間近に望める、広大な芝生やスポーツ場が広がる観光客やローカルに人気の憩いの場となっています。
お隣にはホノルル動物園もあるすてきな場所です
ただやはり日没以降は人影がまばらとなりとなりますので要注意です。
またホノルル動物園の駐車場では頻繫に車上荒らしが発生しているそうですので、レンタカーを借りた場合などは外から見える場所に荷物を置きっぱなしにしないよう注意が必要です。
ホームレスの増加も大きな社会問題に
ハワイではホームレス問題が深刻化し社会問題になっています。
以前からローカルが生活しているエリアではよくホームレスのテントが並んでいる通りは見かけていたのですが、近年は観光客の多いワイキキエリアやアラモアナセンターの周辺でもホームレスを頻繁に見かけるようになりました。
有名なデュークカハナモク像のあたりにもそれらしき人がよくウロウロしています。
たまに声をかけられたりしますが、薬物中毒者や精神異常者である場合も少なくないため、なるべく距離を置きながら、さりげなくスルー(目を合わせず気づかないフリ)をするのが賢明です。
オアフ島の他のエリアの治安は?
ハワイ(オアフ島)の中でも観光客が少なく、ローカルが多く生活しているエリア(カリヒ、カネオヘ、ワイマナロ、ワイアナエ(西オアフ)等)は治安が良くない傾向にあります。
そのため必要がない限り気軽に足を踏み入れないのがおすすめです。
またワイキキから比較的近いところであっても、次のようなエリアに行く場合には少し注意が必要です。
カカアコ・ワードエリア
カカアコ・ワードエリアはウォールアートやグルメ、ファッションで近年注目が集まっているエリアで、私たちも好きな場所のひとつなのですが、昼間でも一本裏路地に入っただけで雰囲気がガラッと変わり殺伐とした印象を受けます。
というのもこのあたりは元々は自動車整備工場や倉庫などが建ち並ぶ荒廃したエリアだったため、開発が進んだ今でもその名残があり、地元の人でも夜は近づかない傾向があります。
ダウンタウン
ダウンタウンはイオラニ宮殿などハワイ王朝時代の歴史的建造物やカメハメハ大王像、アロハタワーなど、観光客にとっては見どころ満載の魅力的なエリアで、雑誌などでもよく紹介されているのをみかけます。
ただ、今のダウンタウンはハワイ州庁舎やオフィルビルなどが立ち並ぶオアフ島の政治と商業の中心地となっており、夜間や土日は人が少なくなり犯罪発生率も上がるので注意が必要です。
参考 ダウンタウン、チャイナタウンの治安はどうなの?チャイナタウン
チャイナタウンはダウンタウンの中心に位置する中国系住民が暮らす中華文化の発信地として知られるエリアです。
映えスポットとして有名なハワイシアターや、評判の飲食店などが立ち並ぶヒストリックな町並みがとても魅力的な反面、
大人たちが昼間から屋外でボードゲーム(恐らく賭け事)に興じていたり、ホームレスや身なりが汚く明らかに正常ではない(薬物使用者?)と思われる人なども見かけ、中には観光客である私たちの方をあからさまに見ている人もいて怖さを感じました。
完全にワイキキとは別世界の荒んだ雰囲気が漂っています。
そして夜間はさらに犯罪発生率が高くなり、発砲事件などの凶悪犯罪も少なからず発生しているため、ローカルの人でも日没後は近づかないという人がいるほどの要注意エリアです。
ハワイもアメリカなので銃社会なんですよね
タンタラスの丘
タンタラスの丘(プウ・ウアラカア州立公園)はダイヤモンドヘッドやホノルル市内を一望できるオアフ島屈指の絶景スポットです。
夜景スポットとしても有名なタンタラスの丘ですが、実は治安が良くないエリアにあるため、特に夕方以降は駐車場で車上荒らしが頻発したり、観光客を狙った恐喝事件なども発生しています。
夜景見物に行く場合はレンタカーやザ・バスなどで個人的に行くのではなくオプショナルツアーやUberの利用を強くおすすめします。
参考 タンタラスの丘夜景観賞ツアーが楽しい!私たちの体験記こんな行動はキケンです!
ハワイで次のような行動をすると犯罪に巻き込まれてしまう危険度がアップするのでくれぐれも気を付けてください。
1 | フタの閉まらないバッグにお財布やスマホを入れている |
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→盗みやすそうなバッグは狙われます | |
2 | ガイドブックを大きく開いてキョロキョロしながら歩いている |
→不慣れな観光客であることが一目瞭然 | |
3 | 人通りの多い場所で、お財布をガバッと大きく開けてお金を探している |
→犯罪者に現金をたくさん持っていることを知られます | |
4 | 飲食店で席に荷物を置いたまま離れる |
→盗まれます!ビュッフェ利用時は特に注意 また上着やスマホを置いての“席取り”も危険です 荷物からは目を離さない、手を離さないが鉄則です |
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5 | ホテルの部屋に貴重品を出したまま出かける |
→空き巣やハウスキーパーによる犯罪が起きています 貴重品はセイフティーボックスへ そもそもあまり高価な貴重品を持って行かないのが◎ |
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6 | ズボンの後ろポケットに財布を入れる |
→すられます!バッグを持ち歩く習慣のない男性は特にご注意を | |
7 | レンタサイクル(Bikiなど)のカゴに荷物を入れる |
→カゴを使わずに済むリュックなどの使用がおすすめです |
Bikiのカゴに荷物を入れるとひったくりの危険も…
ハワイ旅行の安全対策7選 | 犯罪やトラブルに巻き込れないために
せっかくの楽しいハワイ旅行で犯罪やトラブルに巻き込まれないために、次のようなことに気を付けていただければと思います。
【1】「ここは日本ではない」という意識を持つ
ハワイののんびりムードに流されて、つい気が緩んでしまいがちですが、ここは日本ではないといつも意識していることが大切です。
もっと言えばいつも「今この瞬間も誰かが狙っているかも」と思っているくらいでちょうどいいと考えます。
【2】暗い時間帯は人の少ない場所に行かない
繰り返しになりますが、早朝や日没後などの暗くなる時間帯の外出はホテル周辺にとどめて、観光客の少ない場所には近づかないことをおすすめします。
ワイキキでは毎晩のようにパトカーのサイレンの音が鳴り響き、それがホテル内に居ても聞こえて来るので、今夜もどこかで何か事件が起きてるんだな…と感じます。
また夜間の女性のひとり歩きは大変危険ですので絶対に避けましょう。ハワイでは女性を狙った性犯罪も多発しています。
【3】気さくに話しかけてくる人に注意
「ニホンジン?」
「ハネムーン?」
突然話しかけてくる現地のフレンドリーな人や親切な人には要注意です。
というのも日本人の穏和で人を疑わない気質を逆手に取って狙ってくる犯罪者が多いからです。
ハワイ特有の詐欺師もよく出没しており、道端でいきなりレイ(花の首飾り)を手渡して「チャリティーだ」と言って金銭を要求してきたり、
勝手に腕にオウムを乗せてきて写真を撮り、後でチップと称してお金を払わせようとする人もいます。
ハワイには本当に親切な人も多いので心苦しいのですが、基本的には疑ってかかってスルーするか、しつこければ「ノー」と言ってその場を立ち去るのが身のためです。
【4】周りになじむ服装を心がける
常夏ハワイでの日中の定番スタイルと言えば「Tシャツ&短パン」です。
それなのにブランドバッグや高価な時計を“見せびらかして”(←悪いヤツにはこうに見えます)歩いていると目立ってしまい、ひったくりや窃盗の格好のターゲットにされてしまいます。
せっかくの旅行でお洒落をしたい気持ちはヤマヤマですが、できるだけ控えめでカジュアルな装いで、周りから浮かない服装を選ぶのがおすすめです。
ドレスアップする必要があるときも、夜間は徒歩で出かけるならホテル周辺だけに、離れた場所へ移動するならタクシーやUberを利用するなどの工夫が必要です。
また女性は肌の露出をしすぎた格好(欧米では下品な格好という認識)はしないことも大切です。
参考 ハワイ旅行の服装、正解はコレ!おすすめのファッションと注意点・NGアイテムは?【5】多額の現金を持ち歩かない
現金(米ドル)は盗んでも足がつかないため、スリなどの格好のターゲットになります。
現金はその日に必要な分だけを持ち出すようにし、また人前でお財布を堂々と広げるのは控えるようにします。
ハワイは日本より進んだカード社会ですので、小さな店舗や屋台でもカード決済ができたりしますので、そもそも大量の米ドル紙幣への両替は必要ありません。
特に米ドルの高額紙幣(50ドル札、100ドル札など)をお店で使うと嫌がられる傾向があり(ニセ札ではないか?と透かしや紙質を再三チェックされます)
また米ドルに不慣れな日本人の場合は会計時にモタつくことも多いので、スムーズに会計できるカード決済はハワイでこそ便利さを痛感します。
参考 ハワイ旅行をお得にするクレジットカードの選び方【参考】現金がTSA職員に盗まれる瞬間
これはハワイの話ではないのですが、米国マイアミの空港で起きた信じられない事件(犯罪)の話を共有したいと思います。
なんと手荷物検査中にTSA(アメリカ運輸保安局)の複数の空港職員が乗客の荷物から現金を抜き取っていたというのです!
TSA職員はれっきとした連邦政府職員(公務員)なのに…このモラルのなさって
その犯行の瞬間がバッチリ隠しカメラに映ってました。こちらがその瞬間です↓
財布ごと抜き取るとすぐにバレることが分かっているからか、ちゃんと「現金」だけを抜き取っているところが特に悪質です。
これはどう見ても常習犯ですよね
後日その職員らは逮捕されたそうですが、図々しいことに無罪を主張しているそうです(苦笑)
このようなこともあるので(本来あってはいけないのですが…)多額の現金や貴重品の持ち込みはできるだけ避けたいものです。
【6】公園のトイレはできるだけ使わない
ハワイは日本と比べて公共のトイレが少なく、またあまりきれいではありません。
特に誰もが使える公園のトイレは、落書きだらけで便座が壊れていたりすることも多いだけでなく、危ない人たち(ホームレスや薬物中毒者など)が潜んでいることもあるため、昼間でもできるだけ使わないのが賢明です。
参考 これがハワイのトイレ事情【7】子どもから目を離さない
お子様づれの方に特に気を付けていただきたいのが、子どもから絶対に目を離さない・1人にしないということです。
過去に誘拐事件(未遂含む)が何件も発生しているということもありますが、そもそもハワイでは12歳以下の子どもを一人きりにしてはいけないという法律があります。
子どもだけホテルの部屋に置いて出かけると、「未成年者の福利を危険にさらした罪」に問われる可能性が…
他にもハワイではビーチでお酒を飲むのはNGなど、日本とは異なる「やってはいけないこと」がいろいろありますので、ぜひ確認してみてください。
参考 ハワイでやってはいけないこと12選忘れずにしよう!ハワイ旅行前の2つの準備
ハワイやその他の海外に旅行する際に、絶対に忘れてはいけない安全への備えが2つあります。
それが現地でのWi-Fi環境の確保と海外旅行保険への加入です。
WiFiレンタルの準備をする
海外旅行先でトラブルが発生した場合、スマホで対処方法や相談窓口を調べることも多いと思います。
でもご存じですか?
海外でいつものスマホでネット検索をすると、データローミング(国際ローミング)という通信方法になり高額な通信料が発生してしまうのです。
そのため、よく使われるのがポケット型WiFiのレンタルサービス、WiFiレンタルです。
料金が安い人気のWiFiレンタルや注意点などはこちらのページで詳しくご紹介していますのでぜひご確認ください。
参考 ハワイ旅行でレンタルWi-Fi(ワイファイ)は必要?海外旅行保険に加入する
どんなに気を付けていても、ケガや病気をする可能性はゼロではありません。
そんなときに重くのしかかってくるのが、ハワイの超高額な医療費です。
「たったの1週間だから平気なはず!」
と海外旅行保険未加入で出かけ、数百万円(ときには数千万円)請求されて途方に暮れてしまった、という人も少なくありません。
なお、海外旅行保険が付帯するクレジットカードを活用すれば格安で加入できますので、ぜひ下記ページで確認してみてください。
参考 海外旅行保険は必要?格安で入る方法とは?まとめ
私たちはこれまでに優に100日以上はハワイに滞在してきましたが、幸い犯罪や大きなトラブルに遭ったことはありません。
ただし、詐欺師(と思しき人)に話しかけられたり、薬物取引らしきシーンを見かけたり、また警察が何かの犯人を逮捕するドラマさながらのシーンを見かけたことは実際にあります。
そでも私たちが大きなトラブルに巻き込まれていないのは、運が良かったこともあるかも知れませんが、私たちが思いのほかビビリで(実は…)、いつも気を抜かないように心がけているというのもひとつの理由だと思っています。
そして少しでも
ここは離れた方がいいな
と肌感覚で感じたら、速やかに立ち去るようにしています。
日本にずっといるとこのアンテナ?肌感覚?というのはなかなか出動する機会がないのですが、ぜひハワイ(を含む海外)に行ったら、いつもよりちょっと敏感に周りに目を向けるようにしてみてください。
自然に危険を察知するアンテナが立つようになってくるはずです。
ツアーで行くにしても、個人で行くにしても、自分の身は自分で守る(子どもの身は親が守る)ということを忘れずに、お互いに楽園ハワイをこらからも楽しんでいきましょう!