楽園ハワイの治安が悪化!どうすればいい?

日本人にハワイはとって今も昔も憧れの楽園です。

もともと“ハワイは米国の中でも比較的治安が良い州”と言われてきましたが、それでもローカルの人が多い場所(観光客が少ない場所)などはそれほど治安が良いわけではありませんでした。

それがコロナ禍を経て、観光客が多く集まるワイキキすらも治安の悪化が進んでおり、ホームレスの増加や観光客を狙った犯罪も起きています。

 

自分の身を守るために重要なこと、それは現地でどんな事件や犯罪が起きやすいのか?ということをあらかじめ知っておくことです。

 

ということで、今回Aは

「やっぱりハワイは楽園だったぁ~!」

と言いながら、誰もがハッピーに帰国できるように…という思いを込めて、ハワイで起きている犯罪や詐欺についてお伝えします。



 

特に多いのはスリやひったくり

ハワイで特に多い犯罪が、ショッピングモール、ビーチ、ゴルフ場など、観光客が多く集まる場所でのひったくり、スリ、車上荒らし、置き引きなどの財産犯罪です。

特にパスポートやお財布が入ったバッグを盗まれると大変ですので、荷物から目を(手を)離さないことはもちろん、上が開いたものや中身がよく見えるシースルー素材のバッグなどは使わないことをおすすめします。

また軽犯罪だけでなく次のような凶悪犯罪も発生していますので、特に夜間の外出には控え、どうしても外出する場合は細心の注意を払う必要があります。

ワイキキで起きた事件・犯罪事例

  • 【2022年3月】カラカウアアベニュー(ワイキキのメインストリート)とルワーズストリートの交差点近くの歩道で、午後10時頃男性同士が口論となり、一方がもう一方で銃で撃ち、撃たれた男性はその後死亡した。
  • 【2022年7月】カラカウアアベニューにあるセブンイレブン前で男性が刃物を持った男に襲われ重傷を負った。
  • 【2022年8月】観光客でにぎわっていた日曜日の午後4時頃、ワイキキビーチ(アロヒラニリゾート近く)で、20代の男が銃を振り回したため、ビーチでは観光客が逃げ出し一時パニック状態に。幸いケガ人はなし。

日本人である私たちが絶対に忘れてはいけないのがハワイはアメリカで「銃」の携帯ができる場所であるということです。

ハワイで多い詐欺のパターンとは?

日本人は穏やかで優しい気質を備えたすばらしい民族ですが、犯罪者から見ると「お人好し」というイメージです。

そのため日本人観光客を狙った詐欺がハワイでは頻発しています。

「ジャパニーズ?」「ニホンジン?」などと、やたらとにこやかに話しかけてくる人はちょっと怪しんだ方が良さそうです。

こういうタイプの人は無視するかに限ります

レイを使った募金詐欺

ハワイと言えば、レイ(花の首飾り)が有名ですが、見知らぬ人がにこやかにレイを手渡されたら受け取ってはいけません。

一度レイを受け取れば

「ホームレスのためのチャリティーだ」

「私は学生だから寄付してほしい」

というようなことを言って金銭を要求してきますが、仮にあなたが善意で”募金”をしてもお金がチャリティーに役立つことはなく、その人のポケットに入るだけです。

受け取っていいのは、ツアーで行ったときの現地係員とホテルからのレイだけです。(←すでに料金に含まれています)

オウムおじさん

これはハワイの古典的な詐欺のひとつで、知っている方も多いと思います。

一見、親切そうに見えるおじさんが、肩にきれいな色のオウムをのせてきて勝手に写真を撮り、チップと称してお金を要求するというものです。

最近はほどんど見かけなくなったと思っていたら、まだいました!(2018年4月撮影)

カラカウア通り(ハイアットリージェンシーの手前あたり)にて

ハワイオウムの詐欺

犯罪に巻き込まれないために

詐欺に限らず、犯罪に巻き込まれやすいのは、やっぱり「いかにも観光客です!」というタイプです。

犯罪者に目を付けられないためにも次のようなことを心掛けてください。

  • 高価なブランド品は身に着けないこと
    お金持ちそうに見える人は、犯罪者にとって格好のターゲットです。
    ブランドバッグ、高価なジュエリー、ブランド時計、ハイブランドの洋服etc こういった服装はハワイでは「ぜひ私を狙ってください」と言っているようなものです。
    せっかくの旅行でお洒落をしたい気持ちはヤマヤマですが、控えめでカジュアルな装いが正解なのです。
    また女性は肌の露出をしすぎないことも大切です(=欧米では下品な格好とされています)。
  • 路上で堂々とお財布を広げないこと
    ハワイの通貨はドルですが、ドル紙幣や硬貨に不慣れな日本人は、つい路上や人の多い場所でパカッとお財布を広げてお金をじっくり選んで取り出しがちです。
    でも犯罪者はそんな様子をちゃんと見ています。
    お金を支払うときは素早く、両替をしたらすぐにお財布にしまってしまいましょう。
    また、道端でガイドブックを広げていると観光客確定で、やはり狙われやすくなるので要注意です。
  • 夜間の外出は控えること
    犯罪の発生率が高くなるのはやはり夜間です。
    ホテル周辺であっても夜間の外出はできるだけ控え、どうしても出かける用事がある場合は、一人歩きや人通りの少ない道(ワイキキでも脇道は危険です)は避けるようにしましょう。
  • 危険なエリアがあることを認識すること(夜間は決して近付かない!)
    観光客が少なくローカルの人が多く集まる場所はやはり治安が悪くなりがちです。
    ・ダウンダウン
    ・チャイナタウン
    あたりは、ガイドブックにも載っていたり、ワイキキから比較的近く行きやすい場所なのですが、夜間は近づかないのが賢明です。
    昼間でも空気がワイキキとはまったく違いますし、明らかにドラッグをやっていると見受けられる人がウロウロしています。

    また、ウォールアートやショッピングが楽しめるエリアとして近年人気が上昇している「カカアコ」「ワード」あたりも、確かにとても魅力的なエリアなのですが、一本裏通りに入ると雰囲気がガラッと変わります。
    この空気の違いを肌で感じることも大切だと思っています。
    ちょっとでも「おや?」と思ったら、素早く人通りの多い場所に戻ることを強くおすすめします。

    ワイキキ周辺でも早朝・深夜のアラワイ運河沿い、クヒオ通り、カラカウアアベニューから垂直に伸びる脇道などは決して安全とは言えませんのでくれぐれもご注意を。

まとめ

どんなにハワイが楽園で天国のように思えても、やっぱり外国です。

銃社会であるアメリカのひとつの州なんです。

 

自分が被害に遭わないために、そして犯罪に巻き込まれないためには、南国モード全開で浮かれすぎず、

「ここは外国なんだ!」

という意識を常に持っていることが大切だと思います。

言葉が通じない分、何か事件に巻き込まれたときの大変さは日本のそれとは比較になりません。

外務省の 海外安全ホームページなども参考にしながら「自分の身は自分で守る!」を心がけてハワイ旅行を楽しんでください。

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