「海外旅行保険」の加入は必須です!!
海外旅行をするなら、旅先での「万が一」に備えて海外旅行保険(海外旅行傷害保険)に入るべき、というのはもはや常識と言っても過言ではありません。
「ほんの1週間のことだし・・・」
という軽い気持ちで保険に加入せず出発し、現地でケガや病気で病院を利用したら、日本とは比べ物にならないほど高額な医療費を請求されて途方に暮れてしまった、という事例も少なくありません。
ハワイでは盲腸で380万円超!
たとえば超高額な医療費で有名なハワイでは、救急車を呼ぶだけで7万円以上、盲腸で入院・手術を行うと380万円以上かかるそうです。
この実態を知ってしまったら「海外旅行保険に入らない」という選択肢は完全になくなりますよね。
海外旅行保険付きのクレジットカードがおすすめの理由
海外旅行保険はさまざまな損害保険会社で用意されています。
補償内容にもよりますが、1週間で数千円~1万円程度とそれほど高額ではありません。
でも私たちは、年会費無料でしかも自動的に海外旅行保険が付いてくるクレジットカードをおすすめしています。
それは
|
という理由からです。
2.のメリットは意外に盲点かもしれませんね。
旅行のたびに海外旅行保険に加入すれば、手間もお金もその都度かかりますが、クレジットカードなら一度発行してしまえば持ち続けているだけでOKです。
よく海外旅行をする方なら、クレジットカード付帯の保険がどれだけ便利かがわかるかと思います。
海外旅行保険付きカードならどれでもいい?
海外旅行保険付きのクレジットカードは探せばいくつかありますが、条件の良いカードはかなり限定されます。
私たちが「良い」カードの条件として考えているのは次の3項目で、これを満たしているカードを選べば失敗がありません。
良いカードの3つの条件
- 保険が自動付帯であること
そのカードで旅行代金を決済しなくても保険が適用されるものがおすすめです
- 医療費キャッシュレスサービスに対応していること
かかった治療費を保険会社が病院に直接支払ってくれるもので、自分で立て替えなくても済むのでこのサービスに対応しているものがおすすめです
- 傷害治療費用と疾病治療費用の補償金額が大きいこと
死亡保険金よりも利用する可能性が高い傷害(ケガ)と疾病(病気)の保険金額が重要となります
実は、少し前まではこれらの条件を満たすカードがそこそこあったのですが、最近は多くのカードで条件の改悪が相次いでいるため、かなり少なくなってしまいました。
そんな中、これから紹介する2枚は貴重なカードと言えます。
厳選!海外旅行保険付き年会費無料のカードはこの2枚
これから2つの年会費無料カードをご紹介するのですが、実は
「この中からどれかお好きな方を選んでくださいね!」
ということではないんです。
2枚とも発行してしまうのがおすすめなんです!
なぜ2枚も必要なのか?
繰り返しになりますが海外の医療費はとても高額です。
そのためケガや病気の治療費用がクレジットカード1枚分の補償では足りない恐れがあるのです。
意外と知られていませんが、実は各カードの傷害治療費用や疾病治療費用は合算ができます。
そこでカードを2枚作ればかなり高額な医療費までカバーできるようになる、というわけです。
“年会費無料”ということは、申し込みの手間以外にデメリットはありませんので、ちょっと面倒でも2枚とも申し込むことをおすすめします。
1枚目:エポスカード
マルイグループのエポスカードは疾病治療費用(病気の治療)が高額となっているおすすめカードです。
申し込みからカードの発行がとても早いため(私の場合は3日で到着)、旅行の出発日が迫っている人でも間に合わせることができます。
カード | エポスカード![]() |
---|---|
決済ブランド | Visa |
申込資格 | 18歳以上(高校生を除く) |
年会費 | 無料 |
保険の条件 | 自動付帯 |
保険内容(最高額) | 傷害死亡後遺症 500万円 傷害治療費用 200万円 疾病治療費用 270万円 携行品損害 20万円 賠償責任 2,000万円 救援者費用 100万円 |
医療費キャッシュレスサービス | 対応している |
なおエポスカードのお得な使い方などをもっと知りたい方はこちらのページもご覧ください。
2枚目:横浜インビテーションカード(ハマカード)
横浜インビテーションカード(ハマカード)は、横浜観光プロモーションの認定を受けた年会費無料のクレジットカードです。
券面に横浜(みなとみらい)の夜景が採用されているデザイン的にも美しいカードです。
海外旅行保険については疾病治療費用こそエポスカードに若干劣りますが、その他は同等という優れた内容となっています。
カード | ![]() |
---|---|
決済ブランド | MasterCard |
申込資格 | 18歳以上(高校生を除く) |
年会費 | 無料 |
保険の条件 | 自動付帯 |
保険内容(最高額) | 傷害死亡 2,000万円 後遺障害保険金 2,000万円 傷害治療費用 200万円 疾病治療費用 200万円 携行品損害 20万円 賠償責任 2,000万円 救援者費用 200万円 |
医療費キャッシュレスサービス | 対応している |
カード2枚合算時の補償額は?
海外の高額な医療費に対応するには、エポスカード、横浜インビテーションカード両方をすべて作るべきとご案内しましたが、これらの補償額を合算すると次のとおりとなります。
カード名 | 傷害治療費用 疾病治療費用 |
救援者費用 | 賠償責任 |
---|---|---|---|
エポスカード![]() |
200万円 270万円 |
100万円 | 2,000万円 |
![]() |
200万円 200万円 |
200万円 | 2,000万円 |
補償額合計 | 400万円 470万円 |
300万円 | 4,000万円 |
ケガや病気の際に400万円以上保険金がもらえるなら、そこそこ高額な医療費までカバーできますよね。
同様に救援者費用(家族が駆けつける際の渡航費など)、賠償責任(他人にケガをさせた際の費用など)も合算可能ですが、傷害死亡後遺障害だけは合算はされず、最高額のものが適用されます。
もちろん!私たちも“複数持ち”のテクニックを利用しています!
同一保険会社のカードだと合算できないのか?
たまに
「同じ保険会社(例:三井住友海上、損保ジャパン日本興亜など)と契約しているカードの場合、合算できないってほんと?」
「同じ国際ブランド(例:VISA、JCBなど)のカードの場合、合算できないと聞いた。」
といったようなことを質問されるのですがこれらはウソ(誤り)です。
同じ保険会社でも同じ国際ブランドのカードでも合算できます(傷害死亡後遺障害を除く)。
何よりエポスカードなどの三井住友海上のホームページにもしっかり書かれています。
各カード会社と保険会社は個々に契約していますので、安心して複数枚発行してください。
夫婦旅行の場合はカードをこう発行する!
ここまでは、カードの名義人(カード会員)本人の保険についての内容となっていましたので、
「夫婦2人の場合はどうすればいいのだろう?」
と思われる方もいらっしゃいますよね。
ということで、新婚旅行など夫婦2人の旅行におすすめの発行パターンをご案内します。
夫婦旅行 年会費無料カードの発行パターン
夫婦で海外旅行に行く場合、まずはエポスカードはそれぞれで本会員カードを発行します。
横浜インビテーションカードには「家族カード」がありますので、夫婦どちらかは家族カードでもいいのですが、そもそも年会費無料ですので二人とも本会員カードでいいのでは?と思います。
なお、家族カードの利用ポイントは本会員カードの方に付与されます。
対象者 | エポスカード |
|
---|---|---|
夫 | 本会員カード | 本会員カード |
妻 | 本会員カード | 本会員カード or 家族カード |
家族旅行(子連れ)の場合はカードをこう発行する!
さて、次は夫婦以外にお子様、親御様(おじいちゃん、おばあちゃん)がいる家族におすすめの年会費無料カード発行パターンのご案内です。
家族旅行 年会費無料カードの発行パターン
家族旅行のおすすめのカード発行パターンは次のとおりです。
対象者 | エポスカード |
|
---|---|---|
夫 | 本会員カード | 本会員カード |
妻 | 本会員カード | 本会員カード or 家族カード |
子 (18歳~/高校生除く) |
本会員カード | 本会員カード or 家族カード |
子 (17歳以下) |
× | × |
親 | △ 本会員カード | △ 本会員カード or 家族カード |
夫婦
夫婦については上でご案内したとおりです。
親(おじいちゃん、おばあちゃん)
夫婦の親の場合は、収入がある方は本会員カードの申し込みが可能です。
年金受給者の方は審査が通ることもあれば難しい場合もあるようです。
子ども
お子さんの場合は18歳以上(高校生を除く)なのか17歳以下なのかによって異なります。
18歳以上(高校生を除く)の場合は本会員カードの申し込みが可能ですが、17歳以下についてはそもそもカードの申し込みができません。
「えー、17歳以下の子どもの保険がないのは困る!どうしたらいいの?」
と思いますよね。
そういったときにおすすめのとっておきの一枚を次に紹介します!
家族旅行・夫婦旅行にプラスすべき1枚はコレ!
ここまでは年会費無料カード2枚を駆使した海外旅行保険の発行パターンをご紹介してまいりました。
年会費を1円も払わずに2枚のカードだけでここまでの保険が付けられる、というのは本当にありがたいことだと思うのですが、やはりパーフェクトとまでは言えません。
年会費無料カードだけでは次のとおりどうしても難しい部分があります。
- 17歳以下の子どもの保険がカバーできない
- 保険内容が十二分とは言えない
そんな年会費無料カードだけでは難しかった部分をカバーしてくれる優秀なカードをご紹介します。
それはセゾンゴールド・アメリカン・ エキスプレス・カード(以下、セゾンゴールドアメックスと記載します)です。
初年度は年会費無料!!
このカードはもともとは年会費が1万円とちょっと高額なのですが、、、
なんと初年度は年会費無料なのです!
とりあえず作って1年目にカードの特典を利用し、仮に2年目以降はあまり必要ないかな、と感じれば年会費無料のうちに解約することも可能となります。
17歳以下のお子さんの保険もカバーできる
たとえば親がセゾンゴールドアメックスに入会すれば、家族特約で17歳以下のお子さんの保険も付けられます。
同様に、配偶者、同居の親の分の保険も家族特約でカバーできるのです。
つまり、年会費無料の2枚にこの1枚を加えれば、家族旅行の保険が丸々カバーできることになります。
魅力的なアメックスゴールドカード特典
このカードはステータスカードとして名高いアメックスのゴールドカードの優れた特典が利用できるのも大きな魅力です。
たとえば、主要空港のカードラウンジが利用できるようになったり、ロストバゲージや航空機遅延補償が付いたりします。
スーツケースを失くされた人、航空機が遅れに遅れた人、私の周りでも何人かいますのでこの保証がついていれば安心ですね。
セゾンゴールドアメックスの特長
- 初年度年会費無料
- 5,000万円の高額傷害死亡後遺障害補償
- 主要空港のカードラウンジの利用可
- 航空機遅延費用補償あり
- 航空機寄託手荷物遅延(ロストバゲージ)補償あり
- 海外アシスタンスデスク(日本語対応)を利用できる
- 帰国時手荷物無料宅配サービス付き
ゴールドカードということで、空港のカードラウンジが利用できるのも旅行者にはうれしい特典ですよね。
また、よく見ると年会費無料カードにはなかったさまざまな特典や補償、国内旅行保険が付加されていることがわかります。
カード | ![]() |
|
---|---|---|
決済ブランド | アメックス | |
家族特約 | あり (配偶者・子ども・同居の親) |
|
会員種別 | 本会員カード | 家族特約 |
申込資格 | 20歳以上 (電話連絡可) |
- |
初年度年会費 | 無料 | |
2年目以降の年会費 | 10,000円 | |
保険の条件 | 利用付帯 ※1 | |
傷害死亡後遺障害(国内・海外) | 5,000万円 | 1,000万円 |
その他の保険内容(海外) | 傷害治療費用 300万円 疾病治療費用 300万円 携行品損害 30万円 賠償責任 3,000万円 救援者費用 200万円 寄託手荷物遅延費用 10万円 乗継遅延費用 3万円 出発遅延費用 3万円 |
|
国内旅行保険 (利用付帯) |
入院日額 5,000円 通院日額 3,000円 |
|
医療費キャッシュレスサービス | 対応している | |
ショッピングプロテクション | 対応している (200万円) |
– |
紹介プログラム利用で入会+利用すると10,000円分のAmazonギフト券がもらえます!
詳しくは
【1】下記ボタンからセゾンゴールドアメックス公式サイトにアクセスし
【2】“ゴールド”カードを選んで確認・申込をおこなってください。
もっとセゾンゴールドアメックスを詳しく知りたい場合はこちらの記事も参考にしてみてくださいね↓ ↓ ↓
まとめ
海外旅行保険が無料で自動付帯する年会費無料のカード2枚と、足りない部分を補える初年度年会費無料カード1枚(利用付帯)をご紹介してまいりました。
ここでもう一度、旅行タイプ別におすすめの発行パターンを確認したいと思います。
対象者 | エポスカード | 横浜インビテーションカード | セゾンゴールドアメックス |
---|---|---|---|
単身 | 本 | 本 | 本 |
夫 | 本 | 本 | 本 |
妻 | 本 | 本 or 家 | 特 |
子 (18~) |
本 | 本 or 家 | 特 |
子 (~17) |
– | – | 特 |
親 | 本 | 本 or 家 | 特 |
公式サイト | 詳細≫ | 詳細≫ |
海外旅行保険は、単身者、夫婦、家族それぞれの旅行においてクレジットカードに付帯する保険をうまく活用することにより、都度保険に加入しなくても十分カバーできることがわかりました。
保険料の浮いたお金で、旅行先で美味しいものを食べたりすることもできます!
ぜひ海外旅行保険付きの優秀なクレジットカードを活用して、海外旅行を賢く楽しんでくださいね!
なお、複数のクレジットカードを発行する場合は、1か月に2枚程度にするのがおすすめです。
それ以上発行する場合は、2か月に分けて申し込むようにしてくださいね。