ハワイのシンボル、ダイヤモンドヘッドに登ろう!
日本からはるばるハワイにやって来て
「あぁ、ホントにハワイに来たんだなぁ~」
と実感する瞬間、それはこのダイヤモンドヘッドを目のあたりにしたときではないでしょうか。
今も昔も、ダイヤモンドヘッドはハワイのシンボル的な存在ですよね。
せっかくハワイまでやってきたなら、遠くから眺めているだけではなく、自分の足で登って頂上からの絶景を見てみたいと思いませんか?
ということで、今回は私たちの登頂体験談とともに、ダイヤモンドヘッドへの行き方、服装、注意点などをご案内します。
ダイヤモンドヘッド登頂レポート
まずはパラ子&ヒデキが実際にダイヤモンドヘッドに登ったときのレポートとなりますのでぜひ参考にしてみてください。
ワイキキ方面からダイヤモンドヘッドまでは路線バス(ザ・バス)やトロリー、オプショナルツアーで行くことができます。
これについてはのちほど詳しくお伝えします。
オプショナルツアーの場合は登山口まで連れて行ってくれますが、ザ・バスの場合はバス停から登山口まで歩くようになります。
目印の看板を見つける
ザ・バスでいらした方は、バスを降りたら、まずはこの看板を見つけてくださいね。
ここから徒歩で、およそ10~15分で登山口へ到着します。
登山口入り口の目印となっている看板
オプショナルツアーで来た場合は登山口まで連れて行ってくれますので、この工程がなくなるため、ちょっぴりラクチン♪です。
初めはきれいな遊歩道
初めはこんなに綺麗に舗装されて散歩道のようになっていて、なんだかウキウキしちゃいます。
登山口に向かう道のはじめは遊歩道
ヒデキもかなり余裕の様子。笑
それにしても、雲ひとつないピーカンのいいお天気♪
車道沿いに出てもしっかりとした歩道があるので、この辺は全然大丈夫♪
登山口に向かう道(まだまだ序の口)
途中、左手にカハラ地区と美しい海が見えてきます。
登山口に向かう道からの景色
突然、目の前に薄暗いトンネルが出現!
さて、ウキウキした雰囲気が一転、目の前にちょっと怖いトンネルが現れます。
ちょっと危険な匂いのするトンネル
このトンネルは、昼間でもかなり薄暗いうえ、歩道(路肩?)が数十センチしかないので、人と人のすれ違いができないんです。
そうするとどちらかの人が車道の方に避けるしかないのですが、車の通りがけっこうあるので、十分な注意が必要です。
下の写真の黄色いポール左側が狭い歩道兼路肩といった感じなので、通行には十分ご注意くださいね。
トンネルを抜けたらもうすぐ登山口
さて、トンネルを抜けると、前方にダイヤモンドヘッドが見えてきます。
登山口に向かう道の終盤
ワイキキ側からの姿を見慣れているので、なんだかピンと来ませんが、こちらは裏側から見ているわけなので当然ですよね・・・。
登山口まであと一息です。
ようやく登山口へ到着!
歩くこと十数分(写真を撮りながらブラブラ歩いてきたのでかなりゆっくりペースです)、ダイヤモンドヘッド登山のスタート地点となる登山口へ到着です。
こんな風にカートでやってくる人たちも!(楽しそう♪)
オプショナルツアーの場合は、ここまで連れてきてくれます。
ダイヤモンドヘッド登山には料金がかかりますので、ビジターセンターで入場料$1を支払います。
なお、帽子を忘れちゃった人はこちらでも買えます(→それはヒデキです。笑)
ダイヤモンドヘッド・ビジターセンター
入場料を払うと、こちらのチケットを渡されますが、別にこれをどこかで見せることはありません。
入場料を払うと渡されるチケット
よく見ると、チケットには
Park closes at 6:00 pm (6:00 pmに公園が閉鎖します)
と書いてあります。
夕方から登る予定の方は下山時間に注意してくださいね。
いよいよダイヤモンドヘッドに登ります
お待たせしました!
ここからがダイヤモンドヘッド・トレイルの本番です。
なお、さきほどのビジターセンターを過ぎてすぐ右側にトイレがありますので、ここで済ませておいてください。
登山道の途中にはトイレはありません。
初めはハイキング気分でウキウキ
最初は舗装された緩やかな道を進みます。
このあたりはまだまだお散歩気分♪
すでに登り終えて下山して来る人達もたくさんいらっしゃいます。
最初はなだらかで舗装されている登山道
間もなく未舗装に・・・
お散歩道を数分歩いていくと、間もなく岩肌がゴツゴツした未舗装の登山道になります。
ようやくお気楽なお散歩気分から
「やっぱり登山なんだ!」
という気持ちに切り替わります。
足元も平らではなくなりましたので、ちょっと気をつけて歩きます。
それなりに登山な雰囲気になってきたところ
登山はまだまだ続きます
登り続けると、どんどん標高が高くなってくるのがわかります。
炎天下の登山なので、適度に水分の補給をしながらがんばります。
だいぶ上まで登ってきたところ
後半になってくると、眼下に広がる景色もこんなにきれいに!
それなりに登り続けているので、徐々に息が切れてきます。
景色を楽しみながら頑張る後半
途中、ちょっとした試練が出現・・・!
実は、登山道の後半には2カ所の長い階段があります。
でも1つ目の階段の写真が・・・ない(汗)。
多分、結構きつかったので、すっかり撮るのを忘れた模様(スミマセン)。
そして、下の写真が頂上の手前にある2つ目の長い階段。
99段あるうえにかなり急勾配なんです。
ここまで来るのにそこそこ疲労しているので、「えー、こんな階段、また登るの?」と、もう心が折れそうです。
・・・こんなに小さい子さえ頂上から降りてきているというのに。
頂上手前の急な階段
そして頂上!絶景です!!
そして、この急で長い階段を登って、洞窟のように狭くて暗いトンネルを抜けると・・・いよいよ頂上に到着!
ここまで大人の足で約25分ほどかかりました。
ワイキキビーチとホテル群が一望できる大パノラマ!これは絶景です!!
絶景!頂上からの見たワイキキビーチ方面
こちらが反対側(カハラ側)の景色。
半日だってじーっと眺めていたい美しさ。
この日はとてもいいお天気だったので、遠くハワイ・カイまでまで望めました。
頂上からの見たカハラ側の景色
さぁ、そろそろ下山です!
頂上の景色と空気を満喫したら、いよいよ下山となります。
ん?下り始めると、さっきの「洞窟&長い階段」以外のルートを発見。
こっちの方がずっとラクチンで楽しそう・・・行きに気付けばよかった(涙)
登りの際に、さっきの2番めの階段を見つけたら、そちらには進まず左に進めばこちらの新ルートで頂上に来られますので、ぜひこっちのルートを選んでくださいね。
急ではなく、歩きやすい新ルート
帰りは、息切れもせず、20分程度ですんなり降りてきてしまいました。(でも、なんだかヒザがカクカクしています)
そして、親切な方が登山口のビジターセンター近くの記念碑でこちらの写真を撮ってくださいました。
登山者が必ず撮影する記念碑の前で
ということで、トレッキング初心者のパラ子でもなんとか無事登って降りてくることができました!
ダイヤモンドヘッド・トレイルは、思っていたよりちょっと大変(特に階段が・・・)でしたが、がんばって登ったという達成感は十分得られました。
次のハワイ旅行では、眺めるだけのダイヤモンドヘッドから一歩前進して、登って楽しむダイヤモンドヘッドにトライしてみてはいかがですか?
きっとダイヤモンドヘッドとハワイがもっと好きになるはずです!
ダイヤモンドヘッド・トレイル(Diamond Head Summit Trail) [地図]
・営業時間:6:00am~6:00pm ※最終入場は4:30pm |
ワイキキからダイヤモンドヘッドへの行き方
ワイキキ方面からダイヤモンドヘッドの登山口までは、ちょっと距離がありますのでツアーやザ・バスなどを利用するようになります。
各種トロリー(ワイキキトロリーのグリーンライン、HISのレアレアトロリーなど)でも来られるようですので、ご利用のツアーに確認してみてくださいね。
オプショナルツアーを利用する
ハワイ初心者の方におすすめなのは、オプショナルツアーを利用する方法です。
ホテル送迎付きなので、何の心配もせずにダイヤモンドヘッドまで行かれますよ!
ダイヤモンドヘッドを含む、観光ツアー
ダイヤモンドヘッド登頂後に、モアナルアガーデン(この木なんの木の公園)やドール・プランテーション、ノースショアにまで立ち寄れる充実した内容のツアーがあります。
ダイヤモンドヘッド登頂の有無を選べるツアーですので、必ず「ダイヤモンドヘッド登頂あり」の方をお選びくださいね。
ダイヤモンドヘッドからの日の出を見るツアー2選
「ダイヤモンドヘッドからの日の出を見たい!」にはワイキキからダイヤモンドヘッドまでの送迎に、大人気のレストラン「ハウツリーラナイ」の朝食が付いたプランがおすすめです。
朝食不要の場合はワイキキからダイヤモンドヘッドまでの送迎と入場料込みのツアーがリーズナブルです。
ほかにもダイヤモンドヘッド登頂ツアーもいろいろあります。
ザ・バス(TheBus)を利用する
ハワイの路線バス「ザ・バス」を利用すれば、片道わずか$2.75で行くことができます。
ダイヤモンドヘッド方面へは、ワイキキのクヒオ通り(海側)のバス停から、2番または23番で行くのが便利です。
多少ルートは異なるものの、どちらに乗っても約15分~20分で到着します。
23番に乗った場合、Diamond Head Rd + 18th Aveというバス停で下車すると、ダイヤモンドヘッドへの入口にほど近いのですが、2番の場合は、Kapiolani Community College(KCC)バス停で降りて4分ほど歩いてダイヤモンドヘッドの入口まで行きます。
↓ザ・バスの詳しい利用方法はこちらをご参照ください↓
ダイヤモンドヘッドに登る服装は?
ダイヤモンドヘッド登頂は、登山というよりはトレッキングです。
このため、小学校中学年以上のお子様なら十分登れると思います。
でも、道がきれいに舗装がされているのは最初の数百メートルだけで、あとはずっと石がゴロゴロしている未舗装の登山道となります。
そのため、ビーチサンダルやヒールのある靴は絶対におすすめできません。
パラ子がおすすめするダイヤモンドヘッド登山の服装と持ち物
- 帽子
- 日焼け止め
- Tシャツ&パンツ (× スカート)
- スニーカー (× サンダル、× ハイヒール)
- タオル
- ペットボトルの水(500ml) ※入口を入ったところに自動販売機があります
- サングラス
- カメラ(スマホでもいいですね)
特に帽子と日焼け止めは必須です。
日差しをさえぎるものがありませんので、この2つがないと登って降りてくることには真っ黒に日焼けしてしまいます。
おまけ
そもそもダイヤモンドヘッドとは何なのかをご存じですか?
実は、ダイヤモンドヘッドは火山活動でできた火砕丘(カサイキュウ)と言われる丘なんです。
ワイキキ側から見ると、ただの山のようにしか見えませんが、上から撮られた写真を見ると円形のクレーターになっていて、火山活動でできたことがよくわかりますよね。
photo by Ed Suominen
ダイヤモンドヘッドという名前の由来は、19世紀にイギリスの水夫がここに登ったときに、火口付近の方解石の結晶をダイヤモンドと間違えたことによるものだそうです。
ちなみに、ハワイ語では「レアヒ」と言い、これは「まぐろの頭」を意味するそうです。
そんなことも知りながら登ると、また一層楽しめそうですね!