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ハワイ(ホノルル)の「チャイナタウン」や「ダウンタウン」の治安は本当に悪いのか?
ハワイ(オアフ島)の王道観光スポットと言えば、ご存じワイキキビーチやアラモアナセンターです。
でも、ちょっと違う場所にも行ってみたいな♪と思ったときに、ガイドブックなどでよく目にするのがチャイナタウンやダウンタウンです。
このあたりはワイキキからも路線バス(TheBus)や観光トロリー、Uberなどで行かれる比較的行きやすい場所となっており、どちらも魅力的なスポットなのですが…
治安の心配があるという声も耳にしますよね。
そこで今回は
- 実際のところダウンタウンやチャイナタウンの治安はどうなのか?
- ダウンタウンとチャイナタウンの見どころは?
など、実際に私たちが訪れてみて感じたリアルな感想を交えてご紹介します。
ぜひハワイ旅行の参考にしてみてください。
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ハワイは治安が良い州と言われていますが…
世界中から観光客が訪れるビーチリゾートのハワイは、米国の中でも比較的治安の良い州となっています。
特に凶悪犯罪の発生率は全米平均よりもかなり下回っています。
ただ財産犯罪率(窃盗、スリ、置き引きなど)の発生率は平均よりも上回っているんです。
お金を持った観光客は狙われやすいんです
またひと口にハワイと言っても、ワイキキのように観光客が多いエリアもあれば、ローカルの人々が生活するエリアもあり、後者については特に治安の心配があると言われています。
そしてチャイナタウンとダウンタウンは、ワイキキ中心部から直線距離で5~6kmほどの場所とは言え立派なローカルタウンですので、やはりワイキキよりも治安の心配はある、と言わざるを得ません。
ただ、ダウンタウンやチャイナタウン周辺は、見どころもたくさんあります。
まずはダウンタウンの主な観光名所をご紹介しながら、合わせて治安状況もお伝えします。
ダウンタウンの観光スポットと治安
ダウンタウンは、ホノルルの中心部に位置する政治とビジネスの中心地です。
官公庁やオフィスの高層ビルが建ち並ぶ傍らに、ハワイ王国の歴史を感じることができる建造物があったりなど、ワイキキとはまた違った魅力が感じられるエリアとなっています。
官公庁・オフィス街ということで平日の昼間はビジネスマンなど人々が行き交う賑やかな町なのですが、夜間や休日には驚くほど人通りが少なくなって閑散とてしまうため、治安の心配がでてきます。
昼間でも人がいないというだけで、なんとなく怖さを感じます
カメハメハ大王像
ダウンタウンの代表的なスポット言えば、やっぱりカメハメハ大王像です。
ハワイ諸島を初めて統一して1810年にハワイ王国を建国、初代国王となったカメハメハ1世の像となっています。
オアフ島観光ツアーでも行くことが多い名所のひとつです
イオラニ宮殿
カメハメハ大王像から道を挟んだ反対側にはハワイ王国時代の1882年に建てられた豪華なイオラニ宮殿があります。
当時の家具をそのままに改築したされたイオラニ宮殿ではガイドツアーが行われていて、ハワイ王国の歴史や文化について学ぶことができます。
ホノルル港
ダウンタウンの海側にはホノルル港があります。
ここは19世紀後半から20世紀初頭にかけて世界各地からの商船や客船の寄港地として栄えた港です。
飛行機での渡航が一般的となった現在、観光クルーズ船の出港地となってはいるものの頻繁な船の往来はないようで、賑やかな港という感じではなく、とてものどかな(悪く言えば寂れた)雰囲気が漂っていました。
アロハタワー
そんなホノルル港のランドマークとなっているのがアロハタワーです。
荷物のチェック(セキュリティチェック)を受けると、年季の入ったエレベーターで10階の展望室まで無料で上がることができます。
ある意味、穴場スポットとも言えます
すぐ近くにはその名も「アロハタワー・マーケットプレイス」というショッピングモール(?)があるのですが、集客が難しかったのか大半が空き店舗となっていました。
2Fは学生寮として使われているのだとか…
ダウンタウンのこのほかの見どころとしては、ハワイで活動するアーティストの作品を中心に展示したハワイ州立美術館(Hawaii State Art Museum)、
ゴッホやモネをはじめとする世界中の美術品を収蔵しているホノルル美術館(Honolulu Museum of Art)という2つの美術館があります。
biki(ビキ)やUberの利用がおすすめ
実は私たちはそこそこ広いダウンタウンを歩いて周ったのですが、けっこう時間がかかりました。
「biki(ビキ)かUberを使えばよかったな…」
と、あとになって気が付きました。
bikiはホノルル市内で利用できる自転車のシェアリングサービスで、料金は30分$4.5~となっています。 ※よく料金改定あり
市内いたるところにあるbikiステーションで借りたり返したりできるので、こういった市内観光にはピッタリとなっています。
参考 biki公式サイトを見る仮に変な人が近づいて来ても逃げられますし
↑意外と重要かもしれません
ダウンタウンの治安まとめ
平日昼間に訪れたダウンタウンは、それほど治安が悪いという印象は受けませんでした
ただ観光客の姿は、イオラニ宮殿やカメハメハ大王像など、有名な観光スポットで見かける程度で、ワイキキのように常に人が行き交っている様子はないため、観光客の私たちは正直アウェイ感を感じました。
かつては栄えていたというホノルル港のあたりはもっと閑散としていて、アロハタワーの10F展望室(無料)からはこんなに美しい景色が見られるにもかかわらず、観光客の姿はほとんどありませんでした。
また、歴史的な建物にほど近い道路脇には昼間でも寝ている人がいたり、路上生活者のテントを見かけたりも…
なんだかハワイの裏と表を一度に見てしまったような気がします
そしてオフィスや官公庁がお休みとなって人通りが少なくなる週末には、昼間でも刺傷事件などの犯罪が発生することもあるようです。
そもそもハワイを含む米国は車社会ということで、治安がいい日本のように「歩いて移動」という概念自体がないようですので、目的もなくブラブラ歩くのはNGかと思います。
チャイナタウンの観光スポットと治安
チャイナタウンはダウンタウンの北西側に隣接し、歴史的な建造物や人気の中華料理店、マーケットなどが立ち並ぶ中国文化とトレンドが入り混じった活気のあるエリアです。
イメージ的にはダウンタウンエリアの一角がチャイナタウンといった感じです
元々は19世紀にサトウキビプランテーションでの労働のためにやってきた中国からの移民が集まった地域ですが、その後は中国料理店や市場、薬局、寺院、劇場や娯楽施設も作られ、華僑のコミュニティの中心地として急速に発展しました。
チャイナタウンの町並み
チャイナタウンは高層ビルが立ち並ぶダウンタウンとは対照的に、高い建物がほとんどなく、どこか懐かしさを感じる独特の雰囲気が漂っています。
この町並みそのものがフォトジェニックな観光スポットとなっており、アメリカの歴史的遺産保護地区にも指定されています。
こちらのウォ・ファット・チョップ・スイ・ハウスも人気フォトスポットのひとつです。
1937年に中国系アメリカ人の建築家により建てられたチャイナタウン最古のレストランなのですが、現在は営業していません。
TVシリーズのハワイ・ファイブ・オーに登場する人物「ウォ・ファット」はここから名付けられたのだとか
ハワイシアター
チャイナタウンの観光名所として有名なのが、ウェディングのフォトスポットとしても人気が高いハワイシアターです。
1922年に建てられた歴史ある劇場で、2005年にはアメリカ歴史劇場連盟によって「アメリカの優れた歴史的劇場」として認められています。
2020年には閉業の危機に瀕したものの、地元の人々の寄付によりなんとか乗り越えたそうです。
ライトアップされる夜の外観は昼間とは違ったノスタルジックな美しさがあるのですが、このあたりは日没後は急激に治安が悪化するためおすすめできません。
ハワイ出雲大社
ハワイ出雲大社は1914年に創建された日本の島根県にあるあの出雲大社の分院です。
ハワイに住む日本人コミュニティーが、日本の伝統と文化を大切にし、ハワイで守護神社を築くことを目指して建立しました。
御本殿につながる階段の左右には日本と同じように狛犬さんが鎮座しているのですが、レイ(花飾り)がかけられている姿はハワイならではの光景です。
チャイナタウンの治安まとめ
チャイナタウンは一言でいえば、良くも悪くもローカル感の強いエリアでした
新鮮な果物や魚介類が並ぶ商店街では人々の下町らしい暮らしぶりが垣間見られる一方、よく見ると建物はラクガキだらけで、特に裏通りは日中でもニオイが臭く、荒んだ空気が漂っていました。
中でもハワイ出雲大社は、近年日本のTV番組で取り上げられて一躍有名になった場所ということで、私たちもコロナ前にザ・バス(路線バス)で行ってみたのですが…
降車したバス停から出雲大社までの川沿いの道(カレッジウォーク)には、寝転んでいる人(路上生活者)も居て、その前をどうしても通らなければいけなかったのでちょっと怖かったです。
また、川向うにあるチャイナタウン カルチュラル プラザは、安くて美味しい中国料理やベトナム料理店や雑貨店がある商業施設ということで興味があったのですが…
どうしても足を踏み入れる気になれませんでした
というのも、この施設の手前にある広場では、昼間から大勢の大人たちがゲーム(賭け事?)に興じている姿があり、たまにこちらに視線を向ける人もいて、なかなかの威圧感を感じてしまったからです。
私たちのようなのほほんとした観光客が気軽に近づいてはいけないような無言の圧力を感じてしまい、足早にその場を後にしました。
もしかしたら、実際はそんなことはないのかもしれませんが、私たちは海外ではこういう直勘が意外と大事だと思っているんです。
これはハワイに限らずです。
チャイナタウンで発生している事件の傾向
実際、チャイナタウンでは、ダウンダウン以上に頻繁に事件が発生しています。
<チャイナタウンの犯罪発生例>
- 2023年6月30日(金)夜:66歳の男性が刃物を持った身元不明の2人男による強盗の被害に遭う
- 2023年6月18日(日):複数の人を日本刀で脅迫した疑いで25歳の男を逮捕
- 2023年6月17日(土)夜:男性3人による暴行事件が発生
- 2023年6月15日(木)朝:バー・ストリートとニミッツ・ハイウェイ付近で発砲事件が発生
6月15日の事件でもわかるように、忘れがちですがハワイを含む米国は銃社会なんです。
日本ではほとんど発生しない発砲による殺人事件も過去に何度も発生しているということを知っておきたいものです。
またチャイナタウン周辺には薬物中毒者や路上生活者も多く、ワイキキとはまったく違う荒んだ雰囲気が漂っている一角が少なからずあります。
そして夜になると頻繁にパトカーのサイレンが鳴り響き、行った人の話では「嗅いだことがない薬草のような臭い(察してください)」も漂っていたそうです。
日没後から夜間は地元の人でもあまり近づかないという話ですので、興味本位で行くのは絶対に避けたいものです。
そして、もし私たちが今、チャイナタウンに行くならTheBusではなくUberを使うと思います。
コロナ禍を経て治安がさらに悪化したといいますので、日中であってもブラブラ歩くのは危険だからです。
バス停で待っているときに襲われることもあるそうです
まとめ
ハワイ(ホノルル)の観光地として知られているダウンタウン、チャイナタウンについて、私たちの体験をもとにお伝えしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。
もともと私たちが用心深い(ビビリ?)こともあり、もしかしたら、必要以上に治安面の不安を感じさせてしまったかもしれません。
ただ、言葉の壁があり、ケガをしたときには日本と比べて医療費がとんでもなく高額なハワイでは、用心するに越したことはないと思います。
参考 海外旅行保険は入るべき?おすすめの方法は?
そしてハワイに不慣れだったり、英語があまり得意でないという場合には、個人的に行くのではなくできるだけトロリー(ワイキキトロリーのレッドライン等)や現地ツアー、またはUberで訪れることをおすすめします。
参考 ワイキキトロリーを活用しよう! 参考 ハワイ(オアフ島)の現地ツアーを見るそれではお互いにムリをし過ぎず「身の丈に合った冒険」をハワイで楽しんで行きましょう!