ホノルル空港からワイキキまで最安価格で行く方法は?
オアフ島のホノルル空港(ダニエル・K・イノウエ国際空港)から観光の中心地であるワイキキまではおよそ15kmの距離があります。
空港送迎サービス付きのツアーもありますが、個人旅行の場合は自分で何らかの方法を選んでワイキキまで移動しなければなりませんよね。
シャトルバスをはじめいくつか方法があるのですが、その中でダントツに安く移動できるのが、オアフ島を走る路線バスのザ・バス(TheBus)です。
観光客向けの交通サービスは高め
私たち観光客がホノルル空港からワイキキまで行くには、タクシーやシャトルバスを利用するのが一般的です。
でも、ハワイでは観光客向けの乗り物の金額はそこそこ高くて、タクシーなら少なくとも$35~$40、シャトルバスなら一人$16~となります。
そんな中でザ・バスの運賃はどこまで乗っても1回$2.75です。
つまりひとり$2.75で空港からワイキキまで行かれてしまうんです!
しかも安いだけでなく、日本ほどではないもののきちんとしたスケジュールで運行されており、「アメリカで最も優れた公共交通システム賞」を何度か受賞している優れた交通サービスでもあります。
そんな便利な交通手段を私たち観光客も上手に使いこなしたいものですよね。
もちろん!私たち観光客も利用できます。
でも、ひとつだけ大きなハードルを越える必要があるのですが・・・。
ということで今回はザ・バス(TheBus)を利用してワイキキに行く方法や乗り場、注意事項などをご紹介してまいります。
空港からザ・バスでワイキキに行くためのハードルとは?
実はローカル御用達の便利な路線バス「ザ・バス(TheBus)」には、持ち込める荷物のサイズに上限があるのです。
具体的には、3辺が約55x35x22cm(22x14x9インチ)までとなります。
つまり小さなキャリーバッグやバックパックなら持ち込めるのですが、大きなスーツケースなどは持ち込めないのです。
これが大きなハードルです。
多くの人は、そこそこ大きめのスーツケースでハワイに行きますよね?
その時点でザ・バスはNGとなってしまうのです。
だからザ・バスでワイキキまで行く観光客がほとんどいないんです。
でも、パラ子たちはここ数年はいつもバックパックでハワイに行くため、ザ・バスを利用することができています。
まずは「脱・スーツケース」をして荷物がコンパクトなったら、ぜひ今からご紹介する内容を参考にザ・バスでワイキキまで行ってみてくださいね。
ホノルル空港のザ・バス乗り場はどこにある?
ザ・バスの乗り場は初めての場合知らないとなかなかたどり着けないと思いますので、しっかり確認しておいてください。
まずはEXIT 2から外に出る
ホノルル空港に到着後に入国審査などを行う場所は空港の1階となっています。
すべての手続きを終えて出口から出るわけですが、出口が2つあります。
ひとつめはツアー客などが利用する団体用出口「EXIT 1」、ふたつめは個人客が利用する出口「EXIT 2」です。
ザ・バスを利用する場合はこちらのEXIT 2出口から外に出ます。
エレベーターで2階に上がる
シャトルバスやタクシーなどはそのまま1階から乗るのですが、ザ・バスの乗り場は2階(Upper Level)にあるため、上の階へ移動する必要があります。
EXIT 2を出たらまずは右手に進みます。
少し進んだ曲がり角(右手)にエレベーターがありますので、これで2階に上がります。
横断歩道を渡る
エレベーターを降りて空港の建物を出ると横断歩道がありますのでこれを渡ります。
右手にチラッとバス停が見えてます。
バス乗り場へ
横断歩道を渡った先にある「CITY BUS」と書いてあるところがバス乗り場です。
ここで待っていれば、左側からザ・バスがやってきます。
どの路線に乗ればいいのか?
ホノルル空港からワイキキまで行かれるのは19番と20番となります。
どちらか先に来た方に乗ればOKです。
バスに乗るときの注意点<その1>
実はバスに乗るときにちょっと注意すべき点が2つあります。
ここの道路は一方通行となっているため、同じ19番、20番であってもワイキキとは逆方向に進むバス(=ワイキキ方面から来たバス)もやってきます。
誤ってそれに乗ってしまうと、まったく逆の方向に行ってしまうことに!
でも、安心してください。見分け方はカンタンです!
正面に「WAIKIKI BEACH & HOTELS」と表示されているバスなら乗ってもOK、それ以外(HickamやPearlridge)だったら乗ってはダメなのです。
もしよくわからなければ、運転手さんに
Does this bus go to Waikiki ?
と聞いて、答えがYesだったら乗りましょう!
バスに乗るときの注意点<その2>
ザ・バスの料金は前払いとなっており乗車時に運賃箱に料金を入れるのですが、ここで2つめ注意です。
ザ・バスはお釣りがでません、そして両替もできません。
そのため1回分の料金$2.75または、ワンデイパス(一日乗車券)の$5.5をピッタリ用意しておく必要があります。(2人分まとめて5.5ドル/11ドル支払うのはOK)
あらかじめ小銭を用意するおすすめ方法としては、日本の空港内のショップでドル紙幣で払ってドル紙幣でお釣りをもらってくずしておく、というものがあります。
ちなみに私たちは旅行終了時に次回のザ・バス料金(ワンデイパスの11ドル分)を毎回残しておいてます。

19番と20番の時刻表
19番も20番もそこそこ本数が多い路線なので、10~15分程度待てばワイキキ方面行きのバスがやってくることが多いですが、もし気になればザ・バスの公式サイトに時刻表(Time table)がありますので参考にしてください。
ちょっとだけ見方にコツがあります。
- 空港のバス停 名称は?: (F)Airport Roddgers/Nimitz(#912)
- どの時刻表を見ればいいのか?
19番:Eastbound To Waikiki
20番:Eastbound from Pearlridge to Waikiki
※平日(Weekday)、日曜日(Sunday)、週末(Weekend)、祝日(State Holiday)などいくつか種類があるので曜日に合った時刻表を見てくださいね。 - 時刻の表示:642a → 6:42 am、233p → 2:33 pm
どこで降りればいいのか?
降りるバス停は、当然ですが宿泊するホテルによります。
そのため自分が滞在するホテルの最寄りのバス停をあらかじめ調べておく必要があり、私たちはいつもGoogleマップを利用して調べています。
Googleマップで最寄りのバス停を調べる方法
Googleマップには、出発地と目的地を入力して、ルート検索ができる機能があります。
仮にヒルトンハワイアンビレッジに宿泊する場合は、こんな感じで検索します。
左から3番めの電車っぽく見えるアイコンが、ハワイでは公共交通機関(ザ・バス)のアイコンとなります。
検索をするといくつか候補が表示されますので、乗りたい時間の詳細を表示します。
上の画像の9:06に到着するバス停が、ヒルトンに宿泊する人が降りるバス停の名前です。
↓ こちらからご自分が降りるホテル名に入れ替えて検索してみてください
ザ・バス内では、次に停車するバス停名のアナウンスがあり、前方のパネル(電光掲示板)にバス停名が表示されますので、降りるときにはヒモを引いて意思表示をします。
バス停名のアナウンスの後に「ヒルトンハワイアンビレッジ・・・」など、主要なホテルの名前も言ってくれるので、それも参考になります。
ザ・バスでワイキキまで行くメリットとデメリット
ザ・バスでワイキキまで行く一番のメリットは、わずか$2.75という運賃の安さですが、それ以外のメリットもあるんです!
また同時に、ちょっとしたデメリットもありますので覚えておいてくださいね。
メリット
プチ観光ができる
ザ・バスがワイキキまで行くルートには、ワイキキとはまったく異なる雰囲気のダウンタウンや、カメハメハ大王像、ウォールアートで有名なカカアコなどを通るので、プチ観光が楽しめます。

観光バス気分で車窓の景色を見るのはとても楽しいですよ♪
ロコ気分を味わえる
ローカルの方が日々の生活に利用しているザ・バスを使うことで、たとえばローカルの方が車椅子の乗客をサポートしてあげる様子や、自転車をバスのフロント部に載せたりする日常風景を見ることができます。
要は人間ウォッチングですが、日本とは文化も違うのでなかなか楽しいですよ。
ただちょっと「怖い人」も乗ってくるので、あまりジロジロ見てはいけません。
デメリット
ちょっと時間がかかる
ザ・バスは路線バスですのでハイウェイではなく一般道路を走ります。
また停留所のたびに止まって人々が乗り降りするので、ワイキキまではかれこれ1時間近くかかってしまうんです。(タクシーなら20分程度の距離なのですが・・・。)
行き(空港→ワイキキ)はあまり問題ないかと思いますが、特に帰り(ワイキキ→空港)に利用する場合は、飛行機の搭乗時刻に間に合うよう十分余裕をもって乗ってくださいね。
すべて自己責任
シャトルバスなら黙っていてもホテルまで連れて行ってくれますが、ザ・バスはただの路線バスですので、自分で判断して乗り降りを行うことになります。
もし間違った場所で降りてしまっても、そこからなんとか自力でリカバリーするしかありません。
でも、それが上手にできたときにちょっとした達成感は得られます!笑
さて、ザ・バスで空港からワイキキまで行く方法、いかがでしたでしょうか?
特にリピーターになってくると、ちょっと冒険したくなりますよね!
次回のハワイ旅行ではぜひ「ザ・バスでワイキキへ」に挑戦してみてくださいね。