ハワイに行くなら押さえておきたい、基本情報はコレ!
太平洋の真ん中に位置するハワイ諸島は、8つの島と100以上の小島からなるアメリカ合衆国の50番目の州で、正式名称はハワイ州となります。
観光客の受け入れを行っているのは、大きな8つの島のうちカウアイ島、オアフ島、モロカイ島、マウイ島、ラナイ島、ハワイ島の6つで、観光の中心となっているのが2番目のオアフ島です。
オアフ島には、ワイキキビーチ、ダイヤモンドヘッドなどの誰もが知っている有名な観光スポットが多数あります。
今回は、ハワイに行くならぜひ知っておきたい、ハワイの基本情報10選をご紹介します!
1.ハワイ(オアフ島)の主な観光地
ワイキキビーチ
ワイキキビーチはオアフ島を代表する観光スポットで、白い砂浜がおよそ3km続く美しいビーチです。
ハワイ諸島には世界中から毎年1,000万人近い観光客が訪れていますが、もっとも多くの観光客が滞在するのが、名だたるリゾートホテルが立ち並ぶこのワイキキエリアです。
ダイヤモンドヘッド
ダイヤモンドヘッドは、ワイキキビーチと並ぶオアフ島のシンボル的な存在です。
標高232mの休火山であるダイヤモンドヘッドには登ることができ、観光客に人気のアクティビティとなっています。
山頂からのビューはワイキキ方面を一望できる絶景となっています。
カメハメハ大王像
ハワイを統一してハワイ王朝を築いた偉大な「カメハメハ大王」の像がホノルルのダウンタウンにあります。
道の向かい側に立つイオラニ宮殿とともに人気の観光スポットとなっています。
アラモアナセンター
アラモアナセンター(アラモアナ・ショッピング・センター)は、ワイキキ中心部から2.5kmほどの場所にあるハワイ最大のショッピングモールです。
世界中の有名ブランド店から、日本のユニクロなどのカジュアルブランドまでバラエティに富んだ店舗が立ち並んでおり、ショッピング天国 ハワイの中心的な存在となっています。
その他の観光スポットはこちらの記事でご紹介しています。
2.ハワイの気候
常夏の島として知られているハワイですが、そのイメージどおり年間の平均気温が25度前後と、1年をとおして過ごしやすい気候となっています。
ただ、日本ほどはっきりとした四季はないものの、4月~9月の乾季(夏)、10月~3月の雨季(冬)に大きく分けることができます。
乾季は雨も少なく私たちが思い描くハワイそのものの好天が続き、雨季には若干雨の量が多くなり、また気温も少し低めとなります。
とはいえ、雨季でも日本の冬のような寒さはありませんので、1年中どの時期に訪れても快適なハワイステイを楽しめるはずです。
旅行の費用なども含めてベストシーズンを選ぶならこちらの記事も参考にしてみてはいかがでしょうか。
3.ハワイの交通
ハワイの主な交通手段は観光用のトロリー、路線バスの「ザ・バス(TheBus)」、タクシー、レンタカーとなっており、2020年にはいよいよ鉄道(ホノルルレールトランジット)が一部開通する予定です。
中でもワイキキ周辺を中心に運行している観光用のトロリーは、JTB、エイチ・アイ・エス、JALPAKなどそれぞれのツアー会社が運営しており、条件により無料で利用できることもあって日本からの観光客に人気となっています。
交通手段 | 概要 | 詳細情報 |
---|---|---|
観光用トロリー | ワイキキ周辺の主要な観光スポットへの移動におすすめの交通手段。利用するツアーにより無料で乗車可能に。 | 詳細 ≫ |
路線バス(ザ・バス) | オアフ島内で107路線・約4,200のバス艇で運行されているホノルル市の公営バス。大人1回$2.75/ワンデイパス$5.5。 | 詳細 ≫ |
レンタカー | ホノルル空港(ダニエルKイノウエ国際空港)やワイキキの営業所で借りられる。 運転する際は、左ハンドル・右側通行など日本と異なるルールに注意が必要。 |
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タクシー | ハワイにはいわゆる「流し」のタクシーがいないため、利用する場合はホテルなどで呼んでもらう必要あり。料金は初乗りが$3程度、その後およそ1キロメートルごとに$2程度。 基本料金のほかに15%程度のチップが必要なため、日本より割高に感じる。 |
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Uber(ウーバー)、Lyft(リフト) | ここ数年人気なのがUberやLyftといった配車アプリ。登録した一般のドライバーが自家用車でタクシーのようなサービスを行っており、タクシーよりも安い料金で利用できる反面、あらかじめ登録して利用法を確認しておく必要がある。 | |
ホノルルレールトランジット | 2020年に一部のルートで運行開始、その後2025年までに順次開通予定の鉄道。ホノルルの慢性的な交通渋滞の解消手段として大きな期待が寄せられている。 | 詳細 ≫ |
4.ハワイの通貨
ハワイの通貨は米ドル(USドル)となっています。
主な紙幣は、$1、$5、$10、$20、$50、$100の6種類です。
ただ、偽札が多く出回っている米国では、$50や$100紙幣は高額紙幣と呼ばれあまり多く流通しておらず、現地のショップやレストランで使おうとすると、あからさまに透かしを確認されることもあります。
主な硬貨は1¢、5¢、10¢、25¢の4種類で、それぞれにペニー、ニッケル、ダイム、クォーターという愛称がついています。
日本円から米ドルへの両替は現地でも行えますが、現地に着いてすぐに必要になることもあるため、日本から準備していく人も多いようです。
5.ハワイの税金
ハワイは米国ですので、買い物やレストランで食事をした際には日本の消費税にあたる「州税」という税金が加算されます。
米国では州によって税率が異なりますが、ハワイの場合は島によっても異なり、オアフ島とカウアイ島は4.712%、マウイ島は4.1666%、ハワイ島は4.4386%ですが2020年から 4.712%に変わることがきまっています。
日本の消費税の約半分なので「安い!」と思ってしまいますが、ハワイは物価自体が高いのであまり安さは実感できないのが実情です。
ちなみに現地の免税店(Tギャラリア by DFS)での買い物は、この州税が免除となります。
またホテルの宿泊料金には10.25%の宿泊税が加算されます。
もちろん州税もかかりますので、たとえばオアフ島のホテルに宿泊する場合には14.962%の税金が加算されます。
さらにハワイの多くのホテルではリゾートフィーと呼ばれる「施設使用料」が1泊あたり15~45ドル前後請求されますので、宿泊費の予算は多めにみておく必要があります。
6.ハワイのチップ
ハワイは何らかのサービスを受けた際にチップを支払う習慣があります。
日本にはない習慣なので戸惑うことも多いですが、もともとの賃金設定が低くなっているハワイではサービスに携わっている方たちの大切な収入源ですので、気持ちよくスムーズに払いたいものですね。
チップの払い方はお店や場面により異なりますが、覚えておきたいのが、ポーターなどに手渡しする場合は硬貨ではなく紙幣で渡す、ということです。
また財布からその都度ゴソゴソ出して渡すのはスマートではないとされていますので、あらかじめポケットに仕込んでおいてさりげなく渡すのがおすすめです。
チップでは1ドル紙幣をよく使うので、買い物でくずれたときには、チップ用に数枚よけておくと便利です。
ハワイのチップ額目安
シーン | 目安 |
---|---|
ポーター(フロントから客室への荷物運搬) | 1つ$1~2 |
ハウスキーピング(ベットメイク) | ベッド1台につき$1~2 |
ルームサービス(食事) | 15~20% |
備品の追加注文 | 不要 |
バレーパーキング(出庫時のみ) | $2~3 |
シーン | 目安 |
---|---|
レストラン | 利用額の15~20% (高級店は20~25%) |
セルフ式飲食店(ファストフード、フードコートなど) | 不要 |
タクシー | 利用額の10~15% |
シャトルバス、タクシーで大きな荷物の積み下ろし | 1つあたり$1 |
スパ・マッサージ | 利用額の15~20% |
アクティビティ(インストラクターなど) | 利用額の15~20% |
路線バス(ザ・バス) | 不要 |
7.ハワイと日本の時差
ハワイと日本には19時間の時差があり、日本がハワイよりも19時間進んでいます。
たとえば日本が「9月1日 午前6:00」だとすると、ハワイはまだ「8月31日 午前11:00」となります。
「日本の時刻」+「5時間」-「1日」=ハワイの日時
と覚えておくと計算しやすと思います。
ハワイがもう朝だから日本に電話をかけたら、まだ夜中だった・・・といったことにならないように電話やメール・LINEをするときは時間に気を付ける必要があります。
8.ハワイのビザ(査証)
ハワイに観光目的で行く場合、90日以内ならビザ(査証)は不要となります。
ただし渡航前にビザ免除プログラム用の電子渡航認証システム「エスタ(ESTA)」の申請が必要となります。
エスタは遅くとも出発の72時間前までに済ませる必要があります。
詳しくはこちらのページでご確認ください。
9.ハワイの飲酒・喫煙可能年齢
ご存じのとおり日本の法律では20歳以上なら飲酒・喫煙が可能となっています。
ところがハワイでは飲酒・喫煙とも21歳からとなります。
またハワイでは飲酒・喫煙に関しては日本よりも厳格な法令が定められており、違反すると観光客であっても罰金が科されますので注意が必要です。
飲酒・喫煙の主なルール
- アルコール購入時(ショップ、バー、クラブなど)にはパスポートなど身分証明書の提示が必要
- ビーチや公園などの公共エリアでは飲酒禁止
- アルコールを購入できる時間帯が限られている(例:ショップでは6:00am~0:00am など)
- レストラン、ショッピングセンター、ホテルのロビー、公園、空港など公共エリアでは禁煙
- 禁煙となっている場所の出入り口から20フィート(約6メートル)以内のエリアも禁煙
10.ハワイの言語
ハワイで日常的に使われている言語は英語です。
空港、ホテル、飲食店などでは基本的には英語でのやり取りとなります。
ただ、ハワイの先住民であるポリネシア人が先祖代々使っていた「ハワイ語」も公用語のひとつとなっており、Aloha(アロハ)、Waikiki(ワイキキ)などもハワイ語です。
よく「ハワイって日本語が通じるんでしょ?」という話を聞くことがあるかもしれませんが、日本語が通じるのはごく限られた場所になります。
大きなホテルのフロントや、日本からのツアーの現地係員、日本人向けのオプショナルツアーの係員、日本人が運営しているお店などに限定されます。
言い換えれば、その他の場所では英語でのやり取りが必要となってきます。
でもご安心ください!
時代は令和です。文明の利器を使えば英語が話せなくてもハワイ旅行を楽しめます♪
詳しくはこちらのページをご覧ください。
11.ハワイの単位
ハワイでは長さや重さなど、毎日の生活に使われている単位が日本とは異なります。
たとえば、日本の重さの単位は「キログラム(kg)」や「グラム(g)」ですが、ハワイでは「ポンド(lb)」や「オンス(oz)」が使われており、1ポンド≒453gとなっています。
12.ハワイのプラグと電圧
ハワイ旅行にスマホの充電器やヘアアイロンなど、日本から電化製品を持って行く方も多いかと思います。
そこで気になるのがプラグの形状や電圧です。
まず、プラグの形状は日本と同じA型というタイプです。
ハワイの場合は3つ目の穴(アース用)がありますが、日本の電化製品のプラグをそのまま差すことができます。
次に電圧ですが、日本は100V 50Hz/60Hzであるのに対し、ハワイは日本よりちょっと高めの120V 60Hzとなっています。
このため日本仕様の「AC100V 50-60Hz」と表示された電化製品をそのままハワイで使うと壊れてしまう恐れがあります。
ではどうすれば良いのか・・・?についてはこちらのページで詳しくご案内しています。
ハワイの基本情報まとめ
いかがでしたでしょうか?
ハワイの基本の「き」をご確認いただけたかと思います。
中には知らないと大変なことになりかねない内容もあったかと思いますので、しっかり確認して楽しいハワイ旅行を実現してくださいね!
正式名称 | ハワイ州(アメリカ合衆国) |
---|---|
州都 | ホノルル(オアフ島) |
面積 | 28,311平方キロメートル |
人口 | 142万人(2018年) |
言語 | 英語、ハワイ語 |
通貨 | USドル |
電圧 | 100~120V/60Hz |プラグは日本と同じAタイプ |
日本との時差 | -19時間(日本が19時間進んでいる) |
日本からの距離 | 南東に約6,400km |
州税 ※1 | オアフ島:4.712% カウアイ島:4.712% ハワイ島:4.4386%(2020年~ 4.712%) マウイ島:4.1666% |
飲酒・喫煙 | 21歳以上 |
チップの習慣 | あり |
※1 日本の消費税にあたる税金(2019年時点)